42話 願い ページ44
「それで、俺っち達全員で誓ったんだ。必ず守ると。大将が愛されなかった分、俺っち達が愛すると、、、。実の話、大将は最初酷かったんだ。俺っち達と目を合わせず話そうともせず、ただ、上の空だったんだ」
「確かに彼女は、内気な性格だと思っていたがそうだったとは」
「安室の旦那。いや、降谷の旦那」
その瞬間、安室、、いや、降谷は顔を強張らせた。
「何故、、知っている」
「秘密だ。降谷の旦那、悪いが大将や俺っち達のことを調べないでくれ。大将が悲しむ」
「似ていることを彼も言っていた」
「触らぬ神に祟りなし、、、だぜ」
薬研は、他の刀剣達がいないか確認し、降谷を屋敷から逃がした。
「安室の旦那」
「え?」
降谷は、驚いた顔をした。
「外では、安室透なんだろ?」
「あ、あぁ」
「気をつけろ、安室の旦那」
薬研は、安室に意味深な言葉を残して屋敷へと戻った。
安室は、愛車のマツダに乗り家へと戻った。
ーー
「なぁ信乃、今日昴さんの家に行かないか?」
コナンの一言で私は、強制的に沖矢の家に行くことになった。
「やぁ、いらっしゃい」
沖矢の家につき、ソファーに座るように促された。
今、この家にはコナンと信乃と昴しかいない。
沖矢さんが飲み物を持って来て、私と向き合うように座る。
「なぁ、信乃。本当に知らないのか?」
貴女「コナン君、私に、、何を聞きたいの?」
「何かの組織に入ってないか、、、だ」
貴女「知らない」
ふと、前から視線を感じ、顔を上げると沖矢さんが怖い顔をして私を睨んでいた。
「本当に知らないのか?」
冷たい氷の視線に顔が青くなるのが分かった。
俯きたくても向けない。
体が硬直して、息も苦しくなる。
「もう一度聞く、知らないか?」
沖矢さんの手が伸びてくる。
逃げようとしても、体が動かない。
沖矢さんの手は、頬に触れた。
怖くて、怖くて、体が震える。
頭が痛み、心臓の音が早い鼓動で鳴る。
貴女「し、、、りませ、ん」
「おい、大丈夫か?」
コナンは、異変に気付いたのか肩に手を置く。
「すまない、怖がらせたな」
何故か、沖矢は悲しそうな声で言った。
「俺、灰原を呼んできます」
コナンは、家を飛び出す。
「さて、私も実の話、君を調べたんだが戸籍が見れなかった。何故だ?君は何を隠している」
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レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです!あと、14話履き続けるとありますが、吐き続けるではないでしょうか? (2018年11月11日 14時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 極部隊www恐ろしいwwwww私の本丸はまだ極が三人しかいません(泣) 江「和睦の道は、ないのでしょうか……」 (2018年2月23日 8時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - ステラさん» ありがとうございます! (2018年2月21日 9時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ - 更新がんばってください! (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2a7337f44e (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - mayumiさん» ありがとうございます!少し、時間軸が可笑しくなるかもしれませんが、よろしくお願いします! (2018年2月19日 18時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒狗 | 作成日時:2018年1月20日 23時