検索窓
今日:26 hit、昨日:60 hit、合計:897,123 hit

42話 願い ページ44

「それで、俺っち達全員で誓ったんだ。必ず守ると。大将が愛されなかった分、俺っち達が愛すると、、、。実の話、大将は最初酷かったんだ。俺っち達と目を合わせず話そうともせず、ただ、上の空だったんだ」

「確かに彼女は、内気な性格だと思っていたがそうだったとは」

「安室の旦那。いや、降谷の旦那」

その瞬間、安室、、いや、降谷は顔を強張らせた。

「何故、、知っている」

「秘密だ。降谷の旦那、悪いが大将や俺っち達のことを調べないでくれ。大将が悲しむ」

「似ていることを彼も言っていた」

「触らぬ神に祟りなし、、、だぜ」

薬研は、他の刀剣達がいないか確認し、降谷を屋敷から逃がした。

「安室の旦那」

「え?」

降谷は、驚いた顔をした。

「外では、安室透なんだろ?」

「あ、あぁ」

「気をつけろ、安室の旦那」

薬研は、安室に意味深な言葉を残して屋敷へと戻った。

安室は、愛車のマツダに乗り家へと戻った。









ーー

「なぁ信乃、今日昴さんの家に行かないか?」

コナンの一言で私は、強制的に沖矢の家に行くことになった。









「やぁ、いらっしゃい」

沖矢の家につき、ソファーに座るように促された。

今、この家にはコナンと信乃と昴しかいない。

沖矢さんが飲み物を持って来て、私と向き合うように座る。

「なぁ、信乃。本当に知らないのか?」

貴女「コナン君、私に、、何を聞きたいの?」

「何かの組織に入ってないか、、、だ」

貴女「知らない」

ふと、前から視線を感じ、顔を上げると沖矢さんが怖い顔をして私を睨んでいた。

「本当に知らないのか?」

冷たい氷の視線に顔が青くなるのが分かった。

俯きたくても向けない。

体が硬直して、息も苦しくなる。

「もう一度聞く、知らないか?」

沖矢さんの手が伸びてくる。

逃げようとしても、体が動かない。

沖矢さんの手は、頬に触れた。

怖くて、怖くて、体が震える。

頭が痛み、心臓の音が早い鼓動で鳴る。

貴女「し、、、りませ、ん」

「おい、大丈夫か?」

コナンは、異変に気付いたのか肩に手を置く。

「すまない、怖がらせたな」

何故か、沖矢は悲しそうな声で言った。

「俺、灰原を呼んできます」

コナンは、家を飛び出す。

「さて、私も実の話、君を調べたんだが戸籍が見れなかった。何故だ?君は何を隠している」

43話 悲しみ→←41話 恐怖2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (374 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1042人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです!あと、14話履き続けるとありますが、吐き続けるではないでしょうか? (2018年11月11日 14時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 極部隊www恐ろしいwwwww私の本丸はまだ極が三人しかいません(泣) 江「和睦の道は、ないのでしょうか……」 (2018年2月23日 8時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - ステラさん» ありがとうございます! (2018年2月21日 9時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ - 更新がんばってください! (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2a7337f44e (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - mayumiさん» ありがとうございます!少し、時間軸が可笑しくなるかもしれませんが、よろしくお願いします! (2018年2月19日 18時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒狗 | 作成日時:2018年1月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。