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3話 出会い3 ページ5

赤井と別れ、本丸に戻ると加州清光と大和守安定が玄関に立っていた。

貴女「っ、、、!」

驚いて身を守るようにランドセルを抱える。

このまま斬られても良いように。

「ねぇ、あんたは俺達をどうしたいの?あんたがこの本丸に来てから2年経つけど、あんたは何かする訳でも無く、ただいるだけ。本当は何がしたいの?」

貴女「、、、分かりません。ですが、傷は治します。でも、強引には出来ないので少しずつ心を開いてからと思っています」

「そう、、、なら治して」

「僕もお願いするよ」

二人は刀を信乃に渡した。

貴女「分かりました」

二人を手入部屋に連れて行くと、早速手入を始めた。

「そう言えば、確かあんた寺子屋通ってるんでしょ?」

貴女「寺子屋?」

「学を学ぶ場所の事だよ」

貴女「学校のことですか?はい、行ってます」

「楽しい?」

安定は、気になるのか聞いて来た。

貴女「どう、、でしょうか。良く分かりません」

「友達とかいないの?」

清光は不思議そうに聞く。

貴女「友達、、は、いません。作り方とか分かりませんし」

手入が終わり、二人に刀を返す。

「確かに、人見知りしそうだしね」

貴女「は、はい」

「その内、出来ると思うから大丈夫じゃない」

清光が淡々と言う。

「清光、人間程面倒な生き物知らないでしょ?」

「人間関係ってのもあったね」

清光は今、思い出したと言った。

貴女「は、はぁ」

「明日、迎えに行こうか?時間遡行軍来ても対処出来ないでしょ?」

時間遡行軍は、審神者を狙う。

理由は簡単。刀剣男士の要だからだ。

審神者さえ殺せば、後は刀剣達を折れば良いのだから。

それは勿論、現世でも現れる。

貴女「ありがとうございます」

信乃がお礼を言うと、二人は顔を背けた。

「少し、嬉しいかも」

「うん、そうだよね」

貴女「あの、、?」

「お礼を言われたのは久しぶりでね。ありがとう」

安定は、嬉しそうに語る。

「明日からよろしく」

貴女「よろしく、お願いします」

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レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです!あと、14話履き続けるとありますが、吐き続けるではないでしょうか? (2018年11月11日 14時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 極部隊www恐ろしいwwwww私の本丸はまだ極が三人しかいません(泣) 江「和睦の道は、ないのでしょうか……」 (2018年2月23日 8時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - ステラさん» ありがとうございます! (2018年2月21日 9時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ - 更新がんばってください! (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2a7337f44e (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - mayumiさん» ありがとうございます!少し、時間軸が可笑しくなるかもしれませんが、よろしくお願いします! (2018年2月19日 18時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒狗 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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