21話 記憶 ページ23
貴女「っ、、、」
「ふむ、少しばかし流し過ぎだぞ？主」
「三日月殿！主のご様子は？」
一期は、信乃の事が気になり三日月の元へ来ていた。
「まだ、不安定でな。霊力の放出が多すぎる。一度、本丸に戻り様子を見た方が良いな」
「でしたら、私が」
「やめておけ。霊力が強すぎて俺でもこうしているのが限界だ。石切丸辺りに主を預けてくる。護神刀程、霊力に慣れているものはいない」
「では、暫くは石切丸殿がお世話を？」
「そうだな。長谷部は、嘆いてそうだがな」
「私も、ご一緒に同行してもよろしいでしょうか？」
「一期よ、お主では」
「それでも！それでも、側にいたいのです。この命、散るその時まであのお方の側で仕えたいのです！」
一期は、ぐっと拳をにぎった。
「ならば、お主に少し調べて欲しい事がある」
「はい、何でしょう？」
「主の友、コナンという子供を調べてはくれぬか？少々、裏がありそうでな。もし、主を危険に晒すそうな者であれば、ちとばかしお灸を据えてこい」
「分かりました」
一期は、すぐさま行動に移った。
ーー
闇の中で三人の姿が朧げに見える。
「いち兄、そのコナンっていう子どうするんですか？」
「兄弟、さっき言ってただろ」
「え、ごめん！」
「コナンという子供を捕まえるんでしたっけ？」
「そうだ。捕まえると言っても脅すだけだ。それ以上はしない」
「お前達、そろそろ時間だよ。鯰尾、先に行って誰もいないか確認を。骨喰、案内、頼めるかい？」
「了解した」
「任せて下さい！1分待ってください。1分以内に戻ってくれば駄目ってことです。戻って来なかったら大丈夫です」
「鯰尾、気をつけるんだよ」
「はい」
鯰尾は、瞬時に闇へと身を隠した。
空には、満月が光り輝いていた。
「今日は、満月だ。私も少しばかり見えるよ」
「いち兄、1分経ったぞ」
「じゃあ、行こうか」
「ああ」
二人もまた、闇に身を隠した。
ーー
カタン、、、。
少しの物音に目を覚ますと、何か違和感を感じ、布団から出る。
「あーあ。バレちゃいましたね」
「っ⁉」
突然、声が聞こえて咄嗟に身構える。
「兄弟、笑い事じゃないぞ」
「こら、お前達」
「誰だ、、、」
コナンは、姿が見えない者達に声をかける。
「知った所で意味なんてないので教えませんよ」
「我々の目的は、貴方ですよ。江戸川コナン殿」
「俺達は、忠告しに来ただけだ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1042人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました！！面白かったです！あと、14話履き続けるとありますが、吐き続けるではないでしょうか？ (2018年11月11日 14時) (
レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 極部隊www恐ろしいwwwww私の本丸はまだ極が三人しかいません(泣) 江「和睦の道は、ないのでしょうか……」 (2018年2月23日 8時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - ステラさん» ありがとうございます！ (2018年2月21日 9時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ - 更新がんばってください！ (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2a7337f44e (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - mayumiさん» ありがとうございます！少し、時間軸が可笑しくなるかもしれませんが、よろしくお願いします！ (2018年2月19日 18時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒狗
| 作成日時：2018年1月20日 23時
