16話 確信 ページ18
何故、ここに居るのだろうか。
少年探偵団達に引っ張られるように連れて来られたのは、『昴さん』と言う方が住んでいる家だ。
どうやら、昴さんは火事で住む場所を無くし、新しい家を探している際にこの家の持ち主に『住まないか?』と言われて住み始めたらしい。
それにしても、大きい家だ。
本丸よりは小さいが。
「やぁ、いらっしゃい。ジュースでいいよね?」
この声を聞いた時、体が震える。
あの時の人だ。
恐る恐る、顔を上げるとやはりあの人だった。
沖矢昴、、、。酒屋の際に出会った人だった。
すると彼は、私を見て笑った。
「また会いましたね」
貴女「、、、っ」
咄嗟に俯き目を合わせないようにする。
すると、誰かに肩を掴まれ顔を上げる。
「大丈夫?顔色悪いわよ」
灰原は、心配していたのか焦り口調になっていた。
貴女「だ、、大丈夫、、です」
「本当に?」
貴女「はい」
今にも消えそうな声で答える信乃を見て、灰原は信乃の手と自分の手を重ねる。
貴女「えと、、、あの」
「落ち着くでしょ?こういう時は、人肌に触れているのが一番いいのよ」
貴女「ありがとうございます」
信乃は、少し嬉しくて頬を赤らめる。
「最近、通り魔が出るらしいから気を付けて帰るんだよ」
「「「はーい!」」」
帰り際に腕を掴まれ、耳元で囁かれた。
「次は逃さない」
彼の顔を見ると、威圧感のある目で見られる。
私は、彼から逃げるようにその家を出た。
そして、私だけが帰る道が違うらしく別れた。
すると、何かが風を切った。
振り向くと、時間遡行軍がいた。
貴女「え?あ、、、っ!」
ここで確信した。あの通り魔は、時間遡行軍だ。
そして、この前死体で発見されたのは審神者だ。
審神者を倒せば、歴史を守るのが減る。
貴女「っ!」
刀が振り下される。私は、それをただ見ていることしか出来なかった。
だが、痛みは来ることは無かった。
「ぐっ、、、!」
そこには、水色の髪で軍服を着た男性が代わりに傷を負っていた。
そして、膝から崩れ落ちて動かなくなる。
私の側には、血を流し倒れている男性がいた。
貴女「あ、、、あ、、」
私は立ち上がり、霊力で時間遡行軍を倒した。
だが、それで体力と精神がかなり削られた。
私は、それを気にすることなく、自分ゆり倍以上ある男性を引きずって運ぶ。
全身血塗れになっても気にしない。
1042人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです!あと、14話履き続けるとありますが、吐き続けるではないでしょうか? (2018年11月11日 14時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 極部隊www恐ろしいwwwww私の本丸はまだ極が三人しかいません(泣) 江「和睦の道は、ないのでしょうか……」 (2018年2月23日 8時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - ステラさん» ありがとうございます! (2018年2月21日 9時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ - 更新がんばってください! (2018年2月21日 8時) (レス) id: 2a7337f44e (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - mayumiさん» ありがとうございます!少し、時間軸が可笑しくなるかもしれませんが、よろしくお願いします! (2018年2月19日 18時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒狗 | 作成日時:2018年1月20日 23時