【刀剣乱舞×コナン】人間不信の幼女審神者

15話 始まり2 ページ17

本丸に戻ると、政府から文が来ていた。

読むと、現世で時間遡行軍の動きがあったらしい。

これを調査しろとのことだ。

貴女「時間遡行軍、、、」

「おや、現世に、、、。一体、なんの歴史を変えるのでしょうね？」

太郎太刀は、『検討もつきませんね』と言った。

確かに、誰の歴史を変えるのかが分からない。

これから起こるのか、それとも、もう起きたのかさえ分からない。

すると、足に何かが擦り寄っていた。

貴女「え、、あ」

小さな猫？が喉を鳴らしながら擦る。

「その虎は、五虎退のですね。彼は、五匹の虎を連れているのですが、ここには一匹。はぐれてしまったのでしょうか？」

太郎太刀は、子虎を抱き上げた。

「貴方の主人は何処にいるのですか？」

「と、虎さん！何処ですか？」

そこに、白くふわっとした髪をした少年が走って来た。

「た、太郎太刀さんっ！」

「探しに来たのですね」

「は、はい！」

信乃は、太郎太刀の背後に隠れる。

「主、隠れてないで出てきて下さい」

太郎太刀に抱えられて前に出される。

貴女「え、えと、、、折笠信乃です。よろしくお願いします」

「五虎退です。此方こそ、よろしくお願いします！」

貴女「ま、また、、来てくれますか？」

「はい！いち兄の目を盗んで来ますね！」

五虎退は、その場を走り去った。

貴女「あの、、いち兄とは？」

「五虎退の兄です。刀派は粟田口。粟田口の長兄です。沢山の兄弟がいて、五虎退は、その一人です」

貴女「そうなんですね」

「主は、ご兄妹はいらっしゃいますか？」

貴女「いません」

それよりも、時間遡行軍が誰の歴史を変えるのか調べなければならない。

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