元ブラック本丸と狼少女(幼児)

8話 お披露目 ページ10

今日は、広間で咲耶を紹介する日だ。

「咲耶、広間に行こう」

貴女「ど、て？」

多分、どうしてと言ったんだろう。

「皆んなに紹介したいから」

貴女「小夜、いしょ？」

「うん、一緒」

歌仙の読み聞かせが効いたのか言葉を覚え始めている。

「行こう」

咲耶と部屋を出ると広間へと向かった。







その一方、広間では歌仙が呼びかけ刀剣達が集まっていた。

「新しい主に会えるんですね！」

今剣が嬉しそうに言った。

短刀達は、今か今かとワクワクしている。

すると、広間の襖が開いた。

そして、小夜が入って来た後手を繋いで来たのか彼女も一緒に入って来た。

「皆んな、新しい主の咲耶。ごめん、名前、勝手に付けて」

「お小夜！良く頑張りましたね」

「江雪兄様っ！」

すると、咲耶が小夜の後ろに隠れた。

「幼いですね。主、私は、江雪左文字と申します。どうぞ、よろしくお願いします」

貴女「こ？」

「江雪です。こ、う、せ、つ」

貴女「こう、せつ？」

「はい」

貴女「こうせつ、、。江雪」

「良くできました」

江雪は、咲耶の頭を撫でた。

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