12話 猫と話す男性 ページ15
貴女「後は、布巾を買ってっと、、、。あれ、あそこにいるのは、確か探偵社の、、、。まあ、近付いてみますか」
私は、男性に近寄り声を掛けた。
貴女「何をしているんですか?」
福沢「あ、い、いや、、、」
そう言いながら煮干しを隠す。
貴女「ああ、猫ですか。猫、お好きなんですか?」
福沢「ああ。ん?確かお前は、あの店にいた」
貴女「あれ?覚えてくれていたんですか?ありがとうございます!」
福沢「お前も私の事を覚えている様だな」
貴女「そりゃあ、和服を着ている人なんて余り見ませんから」
福沢「それもそうだな」
福沢は、近くのベンチに座り私はその隣に座った。
福沢「買い物をしていたのか?」
貴女「ええ。そろそろ買い替えようと思った物があったので」
福沢は、買い物袋を見ると一つ持った。
貴女「え?」
福沢「女にこの重さはキツかろう。店まで持っていこう」
貴女「ありがとうございます」
そう言って微笑むと福沢もそれにつられて微笑んだ。
ーー
貴女「ありがとうございました。福沢さん」
福沢「いや、此方こそ楽しい時間だった」
貴女「では、失礼します」
福沢「また、何処かで会おう」
こうして、私と福沢さんの出会いが次の事件の幕開けだった。
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黒狗(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございますっ! (2017年12月22日 23時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - とっても面白いです!!更新頑張って下さい!! (2017年12月22日 20時) (レス) id: ad3c4b71c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - πナッポーさん» その通りです!偶に、クォーターの意味が分からない方がいるのでいっそハーフでいいかな?と思ったんですけど直しておきますね! (2017年12月13日 20時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
πナッポー(プロフ) - 獄寺君は作中ではクォーターの設定なはずですが…… (2017年12月13日 18時) (レス) id: a4e6a4d89a (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 堕天使さん» その通りです!すっかり忘れてました!ありがとうございます! (2016年10月23日 16時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒狗 | 作成日時:2016年6月5日 18時