SUPER JUNIOR に愛を注ぐSTORY＊＊プロポーズ＊＊vol.2 (ページ10)

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STAY…Ⅱ　-D-story ページ10

XmasにあったD&Eのコンサート…。
私は2人から招待を受けて、ドンへはこの公演後私と食事に行く約束をしていた。

EH『逆サプライズしようぜ。』

　ドンへが緊張しているからと、こっそり教えてくれたヒョクチェの提案にのって。
公演後、取材を受けるドンへを楽屋で待つことにした。

手には、この日の為に準備したドンへへのプレゼント。
　前日まで悩んで、今朝買ってきたばかりのプレゼントをじっと見つめて。
浮かない表情をした私を心配してくれたヒョクチェに、私はぽつりぽつりと気持ちを打ち明けた。

EH『ドンへらしいじゃん。』

『へっ？何が？はぐらかすことが？』

EH『怒んなって。』

ヒョクチェがあまりに平然と言葉を返すから、ついむきになって言葉尻がきつくなってしまう。
　
EH『俺達なら大丈夫って言ってほしかったんだろ？』

ヒョクチェは私の頭をぽんぽんと叩いて、隣に腰かけて。
　諭すようにそう言うから、私は小さく頷いた。

EH『それって、嬉しいの？』

『えっ？』

EH『その時は、それで満足かもしれないけどさ。その言葉に確証ってある？』

思いがけない問いかけに、私は言葉に詰まる。

EH『ドンへらしいと思ってさ。俺だったら、彼女を安心させるためにたとえその場だけでも取り繕うと思うけど。きっと、ドンへはそういうの嫌うから。きっと、SJのドンへならELFの為になんだってできるけど。イ・ドンへはそんなに器用じゃない。Aだって知ってるだろ？』

ヒョクチェの言葉に、はっとした。
　ドンへと過ごしてきたこれまでの時間が、全てを教えてくれていたのに。
私は、あれ以上何を望んでいたんだろう…。

EH『仕方ないな…ちょっと一肌脱ぐかな。A、ここ入ってて。』

インカムを気にした素振りを見せたヒョクチェに手を引かれてスクリーンの奥に追いやられて、人差し指を口元に当てたヒョクチェに頷くと部屋の外からドンへの声が聞こえた。

‐ガチャ‐

DH『はぁ～終わったぁ。ヒョク、先に行くとかズルいぞ。』

それまでステージで聞いてきたマイク越しの声じゃないドンへの声に、胸が熱くなる。

EH『腹減っててさ。ごめん。それより時間大丈夫か？今日だろ？』

DH『あぁ、今からシャワー浴びて準備する。まだ時間あるし、大丈夫。』

シャツを脱ぐ音に心臓が跳ねる。

EH『おい、今日のことAに勘づかれてないのか？お前のことだからぼろが出てそうで怖いわ。久しぶりにAに逢ったけど、元気なかったぞ？』