十二天将との対決 大陰の膳所美玖 ページ12
noside
再び対決の場へと立ったAは深呼吸をした。
A「(大丈夫…きっと僕ならできる。土御門有馬のおかげで体力の回復は十二分に出来た。次の相手はまだわからないから、油断はできないけど大丈夫だ。)」
有馬「それでは、AAの次の相手を発表する！」
有馬は台に立つと大きな声で言った。
有馬「AAの相手は、大陰の膳所美玖！！」
美玖「やっとワシの出番か、待ちくたびれたぞ」
美玖は立ち上がると、Aの眼の前に飛び降りた。
美玖「自己紹介がまだだったなワシは膳所美玖だ。別によろしくはしなくていいがな」
A「丁寧にどうも」
Aは美玖を見下ろして言った。
有馬「それでは…始め！！」
有馬が開始の合図を出すと、二人は後ろに跳びお互いに距離を取った。
美玖「魔軍顕符 大戯陰葬」
美玖は呪符を構えると人形を取り出して空中に浮かばせた。
A「っ…！！いきなり使って来ますか…！！(これが…大陰の力…！！)」
Aは空中から襲いかかって来る人形を相手にしながら美玖へと近づいていった。
A「こいっ！！雪月花っ！！！」
Aは雪月花の名前を呼ぶと雪月花は空から再びやってきてAの手に収まった。
A「はぁぁぁぁあああああ！！！！」
Aは雪月花を大きく振り上げて美玖に向かって落ちていった。
美玖「チッ…マジウゼェ。そんなんでワシに勝てると思ってんのか」
美玖は人形を操りAとの間に割り込ませた。
A「後で材料費は弁償させていただきます！！
光の刃よ、すべてを断ち斬れ！！絶空光斬！！！」
Aはそのまま人形を斬り捨てて美玖に雪月花を振り下ろした。振り下ろした勢いで二人の周りには土煙が舞った。
母「あはは、やったわ！！！やっと一人、大陰を殺.したわ！！」
母は高笑いをして立ち上がった。隣に座っている父もニヤリと口角を上げた。
しかし、土煙が晴れるとそこには…
A「僕の勝ちですね。大陰の膳所美玖さん」
美玖の上に馬乗りになり、首の横の地面に雪月花を突き刺したAがいた。
美玖「あぁ、ワシの負けだ」
有馬「勝者AA！！！」
母「んなっ、Aっ！！！貴方はどこまで私達の期待を裏切るつもりなの！？！？」
母がAに向かって叫ぶと、Aは母の方を向いた。
A「悪いけど、僕はもうあんたたちの思い道理に動く人形でいるつもりはない。だから、十二天将を殺.す気もない」
Aは真っ直ぐに母を見た。
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←十二天将との対決 休憩編その二
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神月雪(プロフ) - nanasiさん» 返信遅くなってすみません！！ありがとうございます！すごく嬉しいです！不定期な投稿になるとは思いますがこれからも読んでくれるとありがたいです！！ (2月25日 21時) (
レス) id: c3e29a7be9 (このIDを非表示/違反報告)
nanasi - すごく面白いです！更新頑張ってください!! (10月27日 14時) (レス) @page10 id: 055557dae7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神月雪 | 作成日時：2023年6月8日 17時
