EXO短編集 (ページ14)

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可愛い後輩～SF～ページ14

youside

一体これはどういう事だろうか？

SF「ヌナ～ヌナ～！！」

朝早くから、三年の教室まで走ってきて抱きついてきた大きな後輩くん。

BK「....え？どういう状況？w」

苦笑いだよね、本当に。

『いや、昨日私に告白してきてくれた一年のセフンくんです。』

SF「おっ！もう名前覚えてくれたんですね～！」

普通に喋ってるけど、離してはくれないのね。

『それでもう少し考えさせて欲しいと言ったはずなんだけど。』

BK「この状況と...w」

『まさか翌日にこんな感じで来るとは。』

SF「会いたくて来ちゃいましたー！..っていうか先輩！さっきから喋ってるその人誰ですか！」

すっごい敵意を向けた目だ...

『あ、幼なじみのベクヒョン。』

SF「へぇ～、幼なじみですかぁ...」

BK「ま、まぁ。ただの幼馴染みだから気にしないで！応援してっからさ。」

セフンくんの敵意を感じ取ったのか若干焦っているベクヒョン。

BK「...それより！何でAの事好きになったの？」

頑張って話逸らそうとしてるね。

SF「呼び捨てなのが気に食わないですけど、しょうがない！話してあげましょう。」

BK「あ...どうも。」

どっちが先輩なんだか....w

SF「中学の時、下校中にチャリで転んで困ってた時先輩が助けてくれたんですよ！覚えてますか！？」

『あー....覚えてるような、覚えてないような。』

SF「怪我の手当てもしてくれて、僕の家まで一緒に歩いて色んな話しながら送ってってくれたんですよ！」

『あー！思い出した。セフンくんだったんだね。随分と大きくなってて気付かなかったよ。』

SF「おっ！思い出してくれたんですね！僕はその先輩の優しさと笑った顔が忘れられなくてこの高校入学したらいつか告白しようと思ってたんですよ！」

BK「へぇ～、セフンくんはちゃんと中身を見てくれてるんだな。」

SF「当たり前です！先輩は誰よりも優しくて素敵な人です！」

BK「良かったじゃん、A。他のやつと違ってちゃんとお前のこと見てくれてるぞ。」

『...そうだね。』

今までセフンくんみたいに中身を見て告白してくれる人はいなかった。

彼は多分、...純粋で素敵な人だ。

『セフンくん、...今日からよろしくお願いします。』

セフンくんは目をまんまる見開いている。

SF「え、嘘....っやったぁぁー！」

また強く抱きしめてくるセフンくんに、胸がキュンとしたのは内緒。

～end～