EXO短編集 (ページ12)

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デレ期～XM～ページ12

youside

XM｢Aー。来てー。｣

おかしい。

絶対におかしい。

XM｢Aー。(ｷﾞｭ～｣

現在、私ベットで抱き枕状態です。

『ミンソクさん？苦しいよー。』

寡黙で、

冷静で、

男らしいミンソクさんは

どこいったぁぁぁぁ！！！！

XM｢抱き締め返してくれないの？｣

"抱き締め返してくれないの？"だとぉぉ！？

ヤバイ。慣れてなさすぎて心臓止まる。

いつもかっこいいミンソクさんがなぜか

可愛い。

XM｢んんー、心地いい。｣

ミンソクさんは、私のお腹のところをホールドしていて全く動けない。

ちょうど、ミンソクさんの顔が見える。

目を閉じて、私のお腹に顔を押し付けてるからなんか赤ちゃんみたい。

まつげなが～。

ほっぺたを触ると、おもちみたいにぷにぷにで

もう、なんか、愛しいわ…。

『かわいい。』

私の言葉に、ミンソクさんがピクッと反応した。

XM｢俺は、可愛くないよ。｣

モゾモゾと枕の方へと上がってくる。

XM｢可愛いのは、A。｣

ミンソクさんの顔が目の前に。

私の頭を撫でながら微笑むのは、反則です。

ドキドキしすぎて死ぬんじゃないかな、私。

XM｢他の人には見られたくないくらい。｣

XM｢可愛すぎるよ、Aは。｣

『ミンソクさんは、かっこよすぎ。』

『他の人には見られたくないくらい。』

ミンソクさんは、目を見開いた。

そして、布団で口元を隠した。

XM｢そっか。｣

照れてるのかな？

XM｢俺さ？｣

天井を見ながら、ミンソクさんが言った。

XM｢いつも、甘えるのとか苦手だし、愛情表現も苦手だから、たまにこうやって充電させてもらっていい？｣

『も、もちろん！』

XM｢んじゃ、また抱き締める。｣

今度は、さっきと違って私はミンソクさんの腕のなか。

XM｢はぁーあ、可愛すぎて死にそう。｣

デレ期のミンソクさんは、甘すぎて心臓がもちません。