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「亮、帰ろー」
『おん、ちょっと待ってや』
「早くしてやー」
『寝坊した奴が何言うてんねん』
「朝のことはもう時効やろ」
なんかブツブツ文句言うとるけど全部無視して帰る支度をしとった。
『はよ帰るで』
「めっちゃ待ったからアイス奢りやで」
『3分くらいしか待ってへんやろ』
「アイス食べたい気分やねんからええやろ」
『ほんましょうもない奴やな、、』
「それでもええからアイス食べるねん！」
ほんまずっとこのテンション維持出来んの尊敬するわ、、
学校からバス停まで行く途中にあるコンビニに入った。
「どれも美味しそうやなー」
『何でもええからはよしてやー』
「めんどくさいなー、、亮はなに食べるん？」
『俺、、俺は別にええよ』
ほんまは特農ミルクバーってやつが食べたいんやけど、Aのおるところやと何か食べにくいねん。
「じゃあ、私これにするわ」
取ったのはこの中で一番安いアイスバー。
『これでええの？』
「うん、ええよ」
『じゃあ会計してくるな？』
よろしくーって言ってAはドアの方に向かっていった。
『Aー、、あれどこいったん』
会計を終わらせてAがおるはずの外に出てみてもAの姿はない。
「わっ！」
『うわぁっ！なんやねんビックリするやんけ！』
「ほんま亮はビビりやなー笑」
『笑い事ちゃうやろ！』
「あははっ笑、あ、はいこれどうぞ」
『え、、これええの？』
「食べたかったんやろ？お互い様やん笑」
『、、、ありがと』
ほんまにこういう事してくるから俺はAが嫌いになれない。
「一口だけちょーだい」
『自分のあるやんけ』
「買ってあげたんだから権利はあるやん」
『しゃーないなー、、』
やっぱりAなんか嫌いや！
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作者名：ちゃんすう | 作成日時：2018年8月21日 10時
