いつまでも俺の隣で(緑) (ページ42)

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決める(your side) ページ42

「A～、入るよ」

『はーい』

ﾏﾘ「よっ、入院久しぶりじゃん」

『それね、社会人になって初めてだわ』

ﾏﾘ「そう、そういえば大倉さんには言ったの？」

『まだしてない』

ﾏﾘ「私じゃなくて大倉さんに連絡しなさいよ」

『だって、、』

ﾏﾘ「はいはい、わかってる」

『、、、』

ﾏﾘ「ちゃんと言わなきゃいけないこともあるよ」

『、、うん』

マリにはカナちゃんから荷物を受け取ってすぐに連絡した。

こうやって誰かがそばにいてくれるだけですごく安心する。

ﾏﾘ「、、で、手術どうするの？」

『、、、』

ﾏﾘ「はあ、、少しは親に甘えなさいよ」

『だって、、』

ﾏﾘ「まあAの気持ちも分かるけど、、」

マリが何か言いかけた時ドアが開いた。

母「A！」

『お母さん、、』

ﾏﾘ「じゃあ、ちょっと出てくるから」

ちゃんと話なさいよ？って言ってマリは出ていってしまった。

『お父さんは？』

母「仕事に行ってるわ」

『そう、、』

母「A、手術を受けよう？」

『嫌だ』

母「なんで、、生きたくないの？」

お母さんのその言葉に今まで我慢してた糸がプツンと切れた。

『お母さんに何がわかるの！』

私の気持ちなんて少しもわかってないくせに。

母「A、、」

『、、もう顔も見たくない、、』

そう言うとお母さんは部屋を出ていった。

『、、私だって、、』

静かになった病室で自分の泣き声だけが響いた。