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��FINAL-5*『俺で最後だよ。』 ページ31
「は、ずかしい、よ、、」
『良いじゃない、恋人同士なんだから。』
「恋人同士……ふふん♪」
口にするだけで、心に春が来たみたいな感覚に陥る。
『嬉しそうだね。』
「んふふー、久々だからね！！彼氏出来るの♡」
『俺で最後だよ。』
「へっ、」
『何、不満でもあんの？』
まるでプロポーズみたいな言葉。
「ない、、です、！」
『俺にとっても、お前が最後だからね？絶対手放してなんかやんないんだからっ、』
「やあっ、///」
再度ぎゅう、と抱きしめられれば
骨が軋んで痛いくらい。
風磨くんの3年分の強い気持ちを一身にぶつけられているかのよう。
数年後は菊池姓かなぁ、なんて、ちょっと考えただけで口角が上がってしまう気持ち悪い自分。
菊池A……悪い響きじゃ、ないよね。
『今度車、買いに行こうね。』
「え？私もついてくの？」
『お前を乗せるんだから当たり前だろ。』
「そ、、そっか」
『通勤楽になるね。それに、ずっと俺と2人きりで居られるよ？助手席は、Aの指定席ね。』
「運動不足で太っちゃう──。」
『土日はサイクリングな。』
「ひぃ、、」
車通勤になった後も、この自転車には引き続きお世話になりそうです。
物語は、続く………
END
終わり
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作者名：かるめら | 作成日時：2020年5月28日 12時
