Guy Fu！Show U.-磑風舂雨-(all her side) (ページ4)

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②-2*「気のおけない友達って感じです！」ページ4

そんなこんなで、3人で居酒屋さんに来た。
私を挟む形で両側に中島先輩と風磨くんが座る。

『Aちゃん、何頼む？』

「えーっと、じゃあ…」

お酒とおつまみをオーダーして、来るのを待っていると、

『2人は、仲とか良いの？』

尋ねてくる中島先輩

『へっあぁ！まあ、同期としては…ね？』

「気のおけない友達って感じです！」

『ふふ、そうなんだ』

そんな話をしていると、お酒とかおつまみが来て
仕事とか会社の話でひとしきり盛り上がった後─────

『そういえばさ、Aちゃんは休日とか何してるの？』

プライベートな方向に話題は移って行った。

『あんまり外出てないよね？』

「うん、あんまり出てないね！(笑)」

『なんで菊池がAちゃんのプライベート知ってるの？(笑)』

「えっあぁ、そういえば…なんで外出てないってわかった？」

『あっえっそれは…っ、社宅隣で、家出たら扉の音でわかる、から…///』

『え、マジか！社宅ってやっぱ防音とかちゃんとなってないんだ？じゃあ男とか連れ込んだらすぐ菊池にバレちゃうね？』

『ちょ、中島先輩！///』

少し赤面しながらもごもご答えた風磨くんの顔が、中島先輩の言葉に更に赤くなった。

「あ、男は愚か友達も連れ込んだことないからだいじょーぶで～す(笑)」

『Aちゃんって彼氏とかいないの？』

『ぶっふぉ!!』

中島先輩の唐突な質問に、何故か風磨くんがお酒を吹いた。

「ちょっ風磨くん！？大丈夫！？」

咄嗟におしぼりを差し出せば、

『ゲホッ、ごめん、ちょっと変なとこに入ったわ…』

受け取って口を拭く風磨くん。

「もー、気を付けてよね!!」

そう言って背中をさすさすしていると、

『で、どうなの恋愛事はっ？』

中島先輩に再度聞かれた。

「や、全然…大学時代に居たのが最後で、社会人になってからは、そういったことは…、」

『え！それって結構前じゃない？もう3年くらい経ってるよね？』

「経ってる…と、思います、、」

『社会人になって、余裕なくなっちゃった？』

「んー、なんでなんですかね～…」

『そっかぁ～、好きな男性のタイプはどんな感じなの？』

「え、なんだろ…でも何をするにもスマートな男性は素敵ですよね！」

『あ、おれみたいな？って、違うか！(笑)』

てへぇ、と笑って右手でバチンとおでこを叩く中島先輩
仕事中よりかなり陽気で砕けてる感じからして、お酒が結構回っていそうだ
…て、そんなことより、居るのに会話に全然参加してない人が1人…