��FINAL-2*『元彼にも手料理振る舞ったりしてたの？』 ページ28
『桜綺麗だね。』
「そうだね。」
桜並木を通り抜ければ、自然と笑顔も咲く。
もうすぐランチだ！！そう思えば、もう漕げないって思っていた重たいペダルも不思議と軽くなって。
「『着いたーーー！！』」
公園は、ちらほら人が居る程度だった。
これならピクニックが楽しめそう。
目の前には、一面黄色の菜の花畑が広がっていた。
「わあ〜〜菜の花めっちゃ綺麗、！」
『ね？来て良かったっしょ？』
「うん。…誘ってくれて、ありがとう///」
『こちらこそ、付き合ってくれてありがとう。』
照れたように鼻を触る風磨くんを見て、また一つ好きを発見する。
「私、ツナマヨとトマトのサンドイッチが大好きなんだよね。」
『あー、おいしいよね。じゃあ俺は、タマゴサンド作ろっかな…高たんぱくだからブロッコリーも入れよ。』
「え、やだ！ブロッコリー入れないで！！」
『だーめ、体に良いから食べなさい。』
なんて、2人でわちゃわちゃしながら作ったサンドイッチと
あと、昨日から冷やしてたお紅茶でランチ。。。
ちょっと型崩れても、味に変わりはないし！
「頑張って作ったから、ポテトサラダも食べて？」
お母さんの作り方を真似して昨夜こっそり作っておいた、自信作のポテトサラダも勧めれば、
『ん、、うま！めちゃくちゃおいしい。今まで食べたポテサラの中で1位かも。れんってサンドイッチと鍋以外にも料理作れるんだね。』
なんて、気に入ってもらえたのは嬉しいけど何か馬鹿にされた。
「、ポテサラくらい作れるわ、ボケ！！…まあ、これはお母さんが作ってるとこを見よう見真似で覚えただけなんですけどね……」
『へ〜〜、元彼にも手料理振る舞ったりしてたの？』
「、！？さ、さあ…どうだったかな。」
急に過去の恋愛を掘り返されて思わず動揺してお茶を濁す。
今、そんなこと聞かなくたっていいじゃん…私はもう、過去の恋愛なんてすっかり忘れてるし、風磨くんの事しか今は頭にないんだけどな。。。
なんて思っていたら、
��FINAL-3*『良いのよ……お前とこうして過ごしてきた友達だった3年間も、俺にとってはかけがえのない月日だったし。』→←��FINAL-1*『最近、お前自転車漕いでないだろ。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かるめら | 作成日時：2020年5月28日 12時
