Guy Fu！Show U.-磑風舂雨-(all her side) (ページ24)

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⑥-2*ハッパ？はっぱ？葉っぱ？ページ24

『はぁ…一応、我が(ニックネーム)荘の住人である、という意味合いで。』

『ふぅん、なるほどね？』

この男同士のマウントの取り合いは、何…………！？

『つーかお前ら、早く………おっといけない、要らん事を言うところだったわ………お前らさ～、部屋隣同士だからってどっちかの部屋行ってイチャイチャすんじゃないよ？いかがわしい事してないか、不意打ちでAにテレビ電話かけるからな！もしサボってたら、中島ポリスが出動します！！』

『ちょ、、勘弁して下さいよ～中島先輩。』

中島先輩は何かを言いかけて口を噤んだ後、また軽口を叩いて来たのだった。

「恋人同士でもないのに中島先輩と電話出来るなんて、幸せ者です～～♡」

なんて、つい本心が口から駄々漏れれば、

『え、何？Aちゃん、おれと恋人同士になりたいの？』

なんて、中島先輩に嫌でもドキドキするような台詞を言われて。

「あ、や、え、、」

戸惑い目を泳がす私にキメ顔をグイ、と近付けてもったいぶって言う中島先輩を、風磨くんが力ずくで引き離す。

『いい加減にしてもらって良いですか？その気もないクセに。』

風磨くん、先輩にそんな怒って、どうしちゃったの…？

『ねぇ、妬いた？菊池、妬いたの？』

『っ、わざと、ですか？俺のこと、おちょくって楽しんでるんですか？性格悪いですね、中島先輩。』

『発破はかけたつもりだよ。後はお前次第だね。チャンスだと思うよ～？これは。』

ハッパ？はっぱ？葉っぱ？
漢字の脳内変換が出来なくて、首を捻って必死に脳内で漢字辞典を引く。

『、余計なお世話ですわ、』

『ま、頑張れ⭐️』

すれ違いざまに風磨くんは先輩に肩をポンッと叩かれて、ウインクを決められてる。

「、あのぉ………2人とも、一体何の話をしているの？」

『Aも、いつまでも菊池の事もてあそばないの。もういい大人なんだから、見て見ぬフリはやめなさい。自分の行動に、ちゃんと責任を持つ事。いい？』

「？？ハイ………」

中島先輩に諭すように言われ、何の事かよく把握出来ないままとりあえず返事をする。

そんなこんなで、不慣れで不安いっぱいのテレワーク生活が幕を開けたのだった。