SPF4 ページ5
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「ねえAちゃん。なんで黙ってんの」
…非常にまずい事態になっている。
「これでも俺、結構長いこと拗らせてたからね」
恋愛経験がないと、こうも不利になるのか。あろうことかパクゴヌクに圧倒されてしまっている。
「照れてる？…かわいい」
「……もう！なんなの、なんで私なの？ドッキリならもっといい人がいるよ、絶対」
「だから、ドッキリじゃないんだって。Aちゃんが好きなの」
買い物袋は彼が全て持ってくれていた。
私がいる方とは反対側の手で持っているから、私にも持たせて、というやり取りさえさせてくれない。
加えて私も気づかないうちに彼が車道側を歩いている。
やり手すぎる。
絶対に気にしてやらないと決めたのに無駄にキュンとさせてくるこのパクゴヌクのことを、私たちをじりじりと焦がす真夏の太陽みたいだと思った。
詳しく言えば、太陽というよりもその陽射し、そして紫外線。
「…Aちゃん、今なに考えてる？」
「ゴヌクくんは、紫外線みたいだなって」
「どういうこと、それ」
眉を八の字にして、どういう意味かわからない、と表情で訴えてくる。
「焼けたくなくて一生懸命逃げてるのに、なぜか焼けちゃって鬱陶しいってこと！」
はっきり突き放したつもりだったけれど、パクゴヌクは嬉しそうで。
「……なんでそんな、ニヤニヤしてるの」
「ん？だってそれって、俺のこと気にしたくないのに気にしちゃってるってことじゃん」
「…あ、違う。気にしてない」
「Aちゃん、知ってる？強い日焼け止めって、紫外線は防げるけど、その分成分が強いから肌荒れしちゃうんだよ」
「なにが言いたいの」
「たまには思いっきり日に焼けるのもいいんじゃない？ってこと。その方が健康的じゃん」
すっかりペースが乱されてしまって悔しい。
彼は会話が上手くて頭の回転が早い。
それに対応するような気の利いた言い返しができなかった。
「……どう？ちょっとは俺のこと意識した？」
「そんなわけ、ないでしょ」
ちゃんと言えただろうか。
ポーカーフェイスは苦手だから、平静を装えているか不安になる。
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ゆづき(プロフ) - メロメロドスコイマンさん» ああぁ実はすごく大好きで何度も作品読ませていただいてました、、！😳他でもないメロメロドスコイマンさんにコメントまでいただけて嬉し恥ずかしという感じでどうしていいかわかりません( ; ; )笑 ありがとうございます、大好きです💝 (4月8日 21時) (
レス) id: bfb37b3d55 (このIDを非表示/違反報告)
メロメロドスコイマン(プロフ) - コメント失礼致します。本当に天才すぎて何度も何度も味わって読み返してます。ゆづきさんの書く作品全てが素敵で、こんな宝物みたいな日々を送ってみたかったな〜〜といつも思います。お体に気をつけてこれからも活動してください🫶 (3月27日 2時) (レス) id: 1a4bf9bdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき(プロフ) - のあさん» ぎゃーー、嬉しすぎます❤️🔥☺️💘ゴヌクってどうしてこんなに沼なんでしょう、、？怖いですよね、、👉🏻👈🏻 (9月27日 20時) (レス) id: bfb37b3d55 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - ジュンヒョンのネタ使うのは天才です✨それにゴヌクがほんと…沼！ (8月16日 16時) (レス) @page17 id: 034e6a45ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき(プロフ) - はなぴーさん» なああんて嬉しいお言葉😭ありがとうございます、、！嬉しすぎます〜✨️ (7月12日 11時) (レス) id: bfb37b3d55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづき | 作成日時：2023年6月6日 17時
