SPF15 ページ16
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「はは。涙止まった。すげー」
膝をかがめて私の顔を覗き込んで、彼が言う。
…そんなことより今、なんて言ったの。
「ねえ、ちゃんと聞いてた？おーい」
「どういう、こと」
さんざん泣いたあとの声は少し掠れて。それが気づかれてないといいな、と思った。
「Aちゃんを好きだって言ったのは、ぜんぶ本当だよ。どうしても仲良くなりたかったから、Aちゃんと仲良くもなかったジュンヒョンに頼み込んで紹介してもらおうとしたんだよ」
パクゴヌクの言うことが、いまいちよく分からなくて。
頭の中が混乱した。
「……でもだって、さっきの女の人…」
「あれは、兄貴の彼女。俺の彼女じゃないよ」
楽しそうに笑ってそう言う。信じられない。
私だけがこの状況をよくわかってなくて、パクゴヌクはそれが楽しいみたいだった。
「ドッキリの女の子、って言ってたじゃん」
「それは。……あー、もう。笑わないでよ？俺が兄貴に、ずっとAちゃんと知り合うにはどうしたらいいか、相談してたんだ。やっと紹介してもらえると思ったら、ドッキリだと思われちゃって。それを話してから、ずっとネタにされてるんだよ」
照れたみたいに頭を掻きながら言った。恥ずかしいのか、目は合わない。
「うそ…嘘だ」
「本当。俺がどんだけAちゃんを好きか、分かってないよね」
分かるはず、ないじゃない。そんなの、1から全部説明してくれなきゃ分からない。
「毎日朝練ある俺と同じ時間に学校来てる子がいるから、この人何部なんだろーと思ったら、部活じゃなくてひっろい花壇に1人で水やりって、可愛すぎ」
当時を思い出したようで、パクゴヌクは小さい子みたいに無垢な笑顔で笑った。
「そっからは、沼だったね。気づいたらいつも1人で頑張ってて、あーかわいいなって。入学した時からずっと、Aちゃんが好き」
「ねえ、そんな………」
「だからAちゃんと仲良いキムテレも勝手に敵視してたし、Aちゃんのおうちのアルバイト、応募したんだよ。ね、キモいぐらい好きでしょ」
私が想像してたよりもずっと大きい気持ちのこもった告白。びっくりしてしまって微動だにしない私をクスリと笑って、パクゴヌクは追い打ちをかけた。
「……俺と付き合って」
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ゆづき(プロフ) - メロメロドスコイマンさん» ああぁ実はすごく大好きで何度も作品読ませていただいてました、、！😳他でもないメロメロドスコイマンさんにコメントまでいただけて嬉し恥ずかしという感じでどうしていいかわかりません( ; ; )笑 ありがとうございます、大好きです💝 (4月8日 21時) (
レス) id: bfb37b3d55 (このIDを非表示/違反報告)
メロメロドスコイマン(プロフ) - コメント失礼致します。本当に天才すぎて何度も何度も味わって読み返してます。ゆづきさんの書く作品全てが素敵で、こんな宝物みたいな日々を送ってみたかったな〜〜といつも思います。お体に気をつけてこれからも活動してください🫶 (3月27日 2時) (レス) id: 1a4bf9bdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき(プロフ) - のあさん» ぎゃーー、嬉しすぎます❤️🔥☺️💘ゴヌクってどうしてこんなに沼なんでしょう、、？怖いですよね、、👉🏻👈🏻 (9月27日 20時) (レス) id: bfb37b3d55 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - ジュンヒョンのネタ使うのは天才です✨それにゴヌクがほんと…沼！ (8月16日 16時) (レス) @page17 id: 034e6a45ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆづき(プロフ) - はなぴーさん» なああんて嬉しいお言葉😭ありがとうございます、、！嬉しすぎます〜✨️ (7月12日 11時) (レス) id: bfb37b3d55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづき | 作成日時：2023年6月6日 17時
