ユノの妹？

YH ページ34

YHside


チャミナと話してたら、ソファで寝返りをしたA。


可愛い顔がこっち向いてて、自然に笑顔になる僕。


首元を見るまでは……


YH 「チャミナ……」


CM 「ん？どうかしました？」


YH 「首……」


CM 「あ……え？」



途端に落ち込んでしまう……


遅かったのか？


Aは もうライバルの手に落ちたのか？


しっかり付いたキスマーク。


まるで 僕の物だと主張しているような……





A 「んー」




ゆっくり目を開けるA。



A 「ゆのオッパ……泣いてるの？」


YH 「A……オッパの事……嫌い？」


泣いてないけど、泣きそうな顔していたんだろう。


心配そうなAは僕の手を握って


A 「大好きだよ」


YH 「男として好き？付き合いたい？」


A 「オッパ……好きってどんな感じなんだろう？正直に言ってもいい？」


YH 「うん。全部言ってみて」


A 「20歳になって、大人になった気でいたの。韓国では21だし……日本にいる友達も、韓国で出来た友達もこの年には 皆……あの……経験してて……」


YH 「ダメだよ！ちゃんと好きな人とじゃないと！」


A 「韓国に来て、オッパの前に会った人……素敵な人で、どんどん気になって、その人の笑顔が見たいって思ったの……そのあとすぐにオッパに再会して……やっぱりオッパは優しくて、昔と変わってなくて……ううん、もっと格好良くなってて……」


YH 「A！オッパはAが好きだよ。昔から 本当に大好き。だから、Aはゆっくり自分の気持ちを確かめたらいい。でも、ここ。こんな事はされないで！分かった？」


A 「あ……印……」


YH 「これ、どういう事か分かる？」


首を振る。


YH 「知らない人から見たら、してきましたって思われるんだよ。Aが軽い女に見られるのは嫌だ。オッパはそう思う」


A 「ごめんなさい……」


YH 「Aは嫌かもしれないけど、自分を大切にする事は大事な事なんだ。恥ずかしいとか、皆してるからってだけでしちゃいけないよ」


話してるうちに 泣いちゃったA。


A「私が誘ったの……でも、好きでたまらなくならないと……って……」


YH 「誘った？」


A 「う…ん」


YH 「A……もうしないで……そんなにしたいなら……オッパが……」


CM 「ヒョン！」


YH 「だって！」


CM 「とにかく！Aは当分お酒禁止です」

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