初めて ページ40
スタッフが気を使ってくれたのか？最初から こんな予定だったのか？
撮影は夕方前に終わって しかも 遊園地のすぐ前。
2人っきりではないけど スタッフも交えて 乗り物に乗ったり、クレープ食べたり、可愛いカチューシャ付けて 写真撮ったり。
観覧車は2人で乗った。
隣のAは
「遊園地って 初めて！凄く楽しいね」
LT 「え？初めて？」
「うん。田舎の動物園なら 行った事あるよ」
LT 「そっか、韓国は無理かもしれないけど 日本の遊園地に今度行こうか？」
「オッパ！約束だよ！指切りして」
可愛いなぁ。
指切りして、ハンコ押して コピー。
韓国の指切り。
もう 何にでも喜ぶ。
「指切りも韓国式初めてだぁ。」
LT 「オッパが何でも教えてあげるし、叶えてあげるよ」
「うん。嬉しい。」
LT 「小さな頃は 遊園地って近くになかったの？」
「うん。中学までは 田舎で暮らしてたの。高校になって 東京に出て来たんだけど、親は離婚しちゃって たから、家計もくるしくて……高校の時は バイトが大変で 遊びに行くのも いつも 安い所で。」
LT 「じゃ これから １つずつ叶えて行こうか？他にしてみたい事は？」
「水族館に行ってみたい。後は キャンプ」
LT 「分かったよ。約束ね」
「やった」
観覧車が一周する頃には たくさんの約束が……
これからは 僕が アッパ、オンマ、ヌナ、ヒョン……
全部なってあげる。
一人ぼっちなんて 絶対言わさないから……
韓国料理が食べたいって 誰かが言って 皆で行く事に……
奥の部屋に通され まずは乾杯。
まぁ 相変わらず 僕はコーラだけどね。
隣のりょうくは ワインを頼んでて
RW 「Aちゃんは？良かったら 一緒のワイン飲む？」
僕を見上げてて
LT 「飲んでいいよ。」
「りょうくさん 少し頂きます」
RW 「同じ歳なんだから りょうくでいいよ。Aも飲むなら ボトルで頼もう」
なんか 勝手に呼び捨てしあって……
僕を挟んで ワインつぎあってるし……
LT 「僕も飲もうかな？」
RW 「ヒョンは飲めないよね〜。赤だし」
「少し味見してみる？」
Aのを 少しだけ口に入れたら 超苦い……
LT 「ねーA〜、この店あれないの？オッパが飲めるビール」
「あ、どうだろう？お店の人に聞いてみるね」
聞きに行ったAが そのまま 持って来てくれた。
「オッパ、作ってくれたよ」
LT 「わぁい。ありがとう」
僕も飲めるビール……確か シャンディガフ
うん、美味しい。
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作者名：トゥギ | 作成日時：2017年1月23日 2時
