恋人の決まり事 ページ23
泣いてるAをゆっくり立たせ 改めてギュって抱き締めた。
近くにあったベンチに座って
LT 「泣かないの。ほら ふいてあげるから」
A 「オッパ……好きになってくれて……ありがとう。」
ヒックヒックしながら伝えてくれて 真っ赤な目で見つめてくれる。
愛しくてたまらない。
ポケットから 小さな箱を出して
LT 「受け取ってくれる？」
蓋を開け さらに涙を流して……
Aの左手を取り、薬指にはめる。
一緒に入ってた僕用の指輪。
すっと左手を出すと 震える手ではめてくれた。
涙が止まって……
恋人になって初めてのキスをした。
LT 「部屋に戻ってイチャイチャしよう」
A 「うん」
部屋に戻って
LT 「僕の彼女ー」
A 「はい」
LT 「恋人の儀式しよう」
A 「儀式？」
LT 「うん。おいで」
Aの手を引いてバスルームへ
A 「オッパ？」
LT 「儀式その1は 一緒にお風呂に入ります」
A 「えー……」
LT 「恋人になったら、お互いの体を洗い合うんだよ。お友達言ってなかった？」
A 「知らなかった……じゃ……また 教えてくれる？」
LT 「いいよ。ちゃんと教えてあげるから」
A 「お願いします」
LT 「まずは お互いの服を脱がせ合うんだ」
A 「はい」
震える手で脱がされ……
嫌でも反応する……
何度も愛し合ったけど 僕のを見るのは初めてだろう。
目をそらすかと思ってたら、以外にもジックリ見られて……
照れちゃうのを隠す様に Aを裸にする。
湯船に浸かって 後ろから抱きしめる。
LT 「幸せにするよ。オッパの事だけ信じて」
A 「はい。
LT 「オッパの仕事柄 不安になる事もあると思う。あり得ない記事が出たり、共演者と噂される事もある。それを否定出来ない時もあるんだ……でも、どんな時でもオッパだけ信じてくれないかな？」
A 「はい。どんな時もオッパだけ……オッパの言葉を信じます。だから……嘘は嫌」
LT 「はい。ベッドの上以外は嘘つかないよ」
A 「ベッド以外？」
LT 「うん。そこは ちゃんと嘘も交えて教えなきゃだから」
A 「分かった。Aを幸せにしてくれる嘘なら……喜んで」
LT 「どうしてそんなに可愛いの？ダメだ……ベッド行こう」
A 「うん……たくさん……欲しいな」
本当に……
煽りすぎ……
LT 「覚悟して」
愛してると言いながら 幸せな時を過ごす。
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作者名：トゥギ | 作成日時：2017年1月23日 2時
