27-2 ページ10
その後もゾムによるゲテモノしりとりは続き・・・
「�爛織襯函蹇�」
ゾム「�爛肇鵐肇鵝蹇�！」
「か、カニバリズム・・・！！」
ゾム「何を言うとるんや？ しりとりでトントン終わりは定番やろ？？」
いや、知らないルールを押し付けてくるな？？
は〜本当。
一か月分くらいのツッコミをした気がする。
私の喉お疲れ様。
一息ついて、いつの間にかオレンジに染まっていた空を見上げた。
まあ、でも
「楽しかった、かもしれない・・・ｗ」
ふふっと笑いながらゾムを見上げる。
一瞬固まっていたが、すぐにゾムも笑った。
ゾム「せやなぁｗ 次するときは家畜縛りとかおもろそうやないか？」
「それ、絶対終わり方トントンじゃんｗｗ」
ゾム「当たり前だよなぁ？ｗｗ」
そのあとは、案の定家主から追い払われた。
やっぱりゾムは許さん
【ゾム視点】
町を一通り見たが、どこも平和で今日はチンピラ1人いなかった。
ほんま、つまらん町やな！
あまりにも暇だったので、その場で思いついたことを適当にAに言ってみた。
最初は抵抗していたが、しりとりが始まってしまうと律儀に返してくれ、しかも俺の回答に全力でツッコんでくれるのが面白くて、つい時間を忘れて話してしまった。
A「楽しかった、かもしれない・・・ｗ」
隣を見下ろすと、笑っているA。
全てがオレンジに染まった世界で、そこだけがやけにはっきりと目に焼き付いて。
(始めて、俺に笑いかけてるんとちゃうか？)
一瞬言葉が浮かばずに動きが止まった。
が、すぐに笑顔を浮かべる。
(・・・戦っとったわけでもないのに、この充足感はなんなんやろうなぁ)
まだこの気持ちに名前が付けられる程ではないが、確かに何かが少しずつ変化していた――――――。
28-1.大学生の飲み会かな？？→←27-1.きっかけはゲテモノしりとり
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スノウ | 作成日時：2020年4月2日 3時
