28-1.大学生の飲み会かな？？ ページ11
えー・・・ 突然ですが、私は今、頬が薄っすらと赤く蒸気したゾムに抱き着かれています。
周りにその他大勢の幹部はいるのに、誰も助けてくれない状況。
何故こうなるに至ったかを長々と説明すると、話は数時間前に遡る・・・
ゾムと町の見回りから帰ってくると、廊下でシッマと鬱先生とすれ違った。
「あ、シッマお帰りー！」
コネ「無事帰ってきたと言っていくぅ！」
鬱「え、Aちゃんはなんでゾムとおるん？？」
若干訝しげな鬱がそう言った。
それを少し不思議に思いながらも口を開こうとすると、先に割り込んでくる声が。
ゾム「一緒に町の監視に行ってたからだぜ！」
「後半ほとんどしりとりしてましたー」
ゾム「あ！？ お前・・・ええんか、同罪やぞ！？」
「うるさい！ 私はこれ以上罪の意識に耐えられないんだ・・・！」
ギャアギャアとゾムと言い合っていると、プッと大先生が噴き出した。
鬱「なんなん、お前らちょっと見いひん間に随分仲ようなったんやな」
さっきの顔が嘘のように、にこやかな鬱。
あれは、なんだったんだろ・・・？
コネ「お前らばっかずりーわ！ 俺もしりとり混ぜてくれや」
ゾム「お、いいぜ？ 次は家畜縛りのしりとりしようって話やねん」
コネ「ゾム、お前・・・ そんなんトントンで終わりやんけ」
え、トントン終わりって本当に我々国でのローカルルールなの！？
鬱「要件ブレブレやんｗ
でな、俺らは今Aちゃん探しとってん」
「え、私？」
コネ「そうやったなぁ！ 今からお前とショッピの歓迎会するで」
鬱「ま、歓迎会ゆうて俺らも飲みたいだけやけどなｗ」
ゾム「やったぜ！ 場所は？？」
鬱「一階の大部屋やで」
ゾム「一階の・・・？」
コネ「この前お前が窓から入ってきたせいで、窓ガラスが二枚割れた部屋や」
ゾム「あ、あそこか！」
覚え方がクソか？？
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作者名：スノウ | 作成日時：2020年4月2日 3時
