23-1.【急募】上手な断り方 ページ1
トーナメントの次の日、私はグルッペンさんに呼び出された。
いつかの鬼ごっこで走った長い廊下を1人で進む。
いや、本当は帰りたいけどさ？
どうせろくな用事じゃないし←
でも、ここでちゃんと行っとかないと、より悲惨なことになるのは目に見えてるから仕方なくない？
人は学習する生き物だから。
どうせ、逆らおうとしても無駄だから・・・(遠い目)
コンコン
「失礼しまーす・・・」
そっと扉を開く。
グル「ようやく来たか。
遅いゾ」
部屋には幹部が並んでおり、その中には知らない人や、ショッピ君の姿もあった。
何人もの視線が突き刺さり、とても気まずい。
こっち見んな！(突然の暴言)
グル「ここに来い」
グルッペンさんに示された場所に並ぶ。
一体何が始まるというのだね・・・？
グル「これで全員揃ったな？ よし。
お前ら、先日はトーナメントご苦労だった。
今日は、その結果のことでお前らを呼び出した。
トントン」
トン「ええー、それでな、みんなトーナメントのルールは覚えてるか？
幹部が負けたら入れ替えの奴やな。」
ふんふん、それで？
トン「で、今回は1人降格し、2人が幹部に入ることになった。
んじゃあ、ショッピ君とA前に出てきてもらえるか？」
はぇ〜、幹部にねぇ・・・
「へ？」
今なんて言った・・・？
ショッピ「ほらほら、ちんたらせんと。
行くよ」
いまだ事態を呑み込めていない私は、隣にいたショッピ君に引きずられるようにして前に連れていかれた。
？？？？
トン「みんなも知ってるとは思うねんけど、ショッピ君は、前第二射撃部隊隊長を撃破。
で、Aは近接第二部隊副隊長のシャオロンと互角の実力をみせたことから、今回幹部に引き上げとなった。
なんか、2人からも、自己紹介と心構え的なもんお願いできるか？」
トントンさんの言葉に、ショッピ君が一歩前に出る。
ショッピ「どうも、ショッピです。
いつかそこの鬱先生に勝って、第一部隊隊長の座を手に入れるのでよろしくお願いします」
途端に沸き立つ幹部。
鬱「なんや！？
お前、可愛くない後輩やの！？」
コネ「アッハッハッハッハッハッハｗｗｗ
ええんか？ 鬱先生、言われてんぞｗｗ」
？？「あかん、めっちゃおもろいねんけどｗｗ」
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作者名：スノウ | 作成日時：2020年4月2日 3時
