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「Aさん、好きです。付き合ってください」
中三の夏。放課後。校舎裏。人生初の告白をされた。
相手は同じクラスの竹田くん。大人しめな感じの子。
ありきたりな告白だけど、いざ実際言われてみると嬉しいもので、
目を逸らしてしまうし、顔も赤らめてしまう。
私が対応に困って、何も言い出せないでいると、
「答えなんて求めてないから、」
と、言われてしまった。
えっ、と声を出す前に、彼が先に口を開いた。
「だって、Aさんって羽宮くんのこと好きでしょ？」
どきりと胸を刺される。
今まで誰にも言ったことはないし、自分でも気づかないフリをしてきた。
もし気づいてしまったら、恋愛に不慣れな私は、今までみたいに一虎くんに接することはできないと知っていたから。
「いつもキミのこと見てるから知ってるよ、羽宮くんといる時、すごく楽しそうだったから」
彼はそのまま淡々と続ける。
その表情は笑っていたけれど、どこか悲しそうだった。
最初から私に振られる前提で告白したらしい。
だから、と彼は言葉を紡いで、
「だから、羽宮くんのどこが好きなのかを教えてくれないかな」
聞くまで諦めがつかないんだ、という彼は私を本当に好きだったんだ、と心底思う。
うーん…としばらく悩んだ末に、
「一虎くんはただ…私を助けてくれる優しい人だからかな、」
彼は初めて会った時から優しい人、そんな優しい彼だから好きになったんだと思う。
これが私の素直な一虎くんへの想い。
でも竹田くんはこれを納得しないのか、
「………は？羽宮が優しい人なんて、Aさんはこんな時に冗談でも言えるんだね」
はは、と私を嘲る。
「彼が少年院に、二年間いたことを知ってて言ってるの？」
するりと出た竹田くんの二度目の告白は、その場の空気を凍りつかせた。
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Ririn(プロフ) - 黒い虎さん» ご感想ありがとうございます♡モチベすごく上がります…！！このまま行けば�〆遒蹐Δ�な…？ (2021年12月18日 5時) (
レス) id: 16456beb1e (このIDを非表示/違反報告)
黒い虎(プロフ) - 因みに�，�読みたいです！ (2021年12月17日 18時) (レス) @page20 id: 1c04a135ec (このIDを非表示/違反報告)
黒い虎(プロフ) - ここで終わらないでぇ。続きが気になって仕方ないので、頑張ってください！ (2021年12月17日 18時) (レス) @page39 id: 1c04a135ec (このIDを非表示/違反報告)
Ririn - はるかぜさん» 了解しました！参考にさせていただきます！コメントありがとうございました！ (2021年11月14日 18時) (レス) id: 81a56e3ad8 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - ��が読みたいです。コメント失礼しました。 (2021年11月14日 14時) (レス) id: 056f03db25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ririn | 作成日時：2021年11月7日 20時
