37発目．散らばる ページ37
私を攫いに来る。
その一言は、生徒全員を恐怖に陥れる言葉には十分すぎた。
｢死柄木弔は…！｣
今朝の書類で見た。こいつは、この人は。
黒霧…！
黒霧｢その質問には答えられません。…本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるはず…ですが何か変更があったのでしょうか？まぁ…それとは関係なく…｣
私は戦闘態勢に入る為に、青い腰巻に隠されている *コルト･パイソン を手にする。
そして黒霧に狙いを定め、いつでも発砲出来るように引き金に手をかける。
(冷静に判断しなければいけない。誰かが傷ついたら私は…！！)
自然と、汗が頬を伝う。
黒霧｢私の役目はこれ｣
切島さんと爆豪さんが、私の前に立ちはだかるように、黒霧に向かっていった。
そして黒霧に個性を使って攻撃をするが、効いていない様子。
切島｢その前に俺たちにやられることは考えてなかったか！？｣
｢退いてください！！敵が何をするのか…！｣
私の前に立つ2人に退くように声をかけるが退く様子はない。
黒霧｢危ない危ない…。そう、生徒と言えど優秀な金の卵｣
そういう黒霧の体は揺らめいて……いた！？
｢！危ない！！｣
13号｢ダメだ、どきなさい二人共！｣
｢っ…！｣
黒霧が個性を使う前に、切島さんと爆豪さんを押し退け個性で防御壁を展開するが。
────意味がなかった
防御壁は粉々に砕け、硝子が割れたような音を立てながらワープゲートの中に吸い込まれる。
爆豪｢どけ！！｣
｢あっ！？｣
私は、爆豪さんに力強く押され、ワープの中に吸い込まれる事はなかった。手を伸ばすが届く事はなく。殆どが吸い込まれた。
そして障子さんに受け止められる。
｢…ありがとうございます｣
障子｢気にするな｣
(あぁ…糞！！あの時押されてなければ…！生徒の半分以上が散られた！どうする…私！)
｢13号先生…｣
13号｢どうかしましたか！？｣
｢私ちょっと本気出しますね……倒れたらすみせん｣
(私がここで挽回しなくてはいつ挽回するんだ！)
｢……いきますよ｣
(佐助先輩とかすが先輩と小太郎先輩と練習して取得した忍法…)
｢影分身…｣
｢…飯田さん！！！｣
飯田｢何だ！？｣
｢貴方に…仕事を頼みます。先生方にこの事を知らせてください…分身よ、行け！！｣
瀬呂｢分身とか忍者かよ…｣
分身達｢はい｣
13号｢託しましたよ、委員長！｣
ーーー
コルト･パイソンとは、回転式拳銃の一つで、蛇の名前を持つ。他にキングコブラなどがある。
38発目.誰がどこに飛ばされたかの説明→←36発目．最悪な再会
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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黒蘭(プロフ) - 菊紋さん» うわあああ！！！今確認したらそうでした！！！朗ではなく郎でしたね！(> <)指摘ありがとうございます！！！ (2018年4月1日 23時) (
レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
菊紋 - 切島くんの名前の漢字が間違ってますよ〜。朗ではなく郎です。 (2018年3月28日 0時) (レス) id: b90d2a0275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒蘭＆えーやむ x他1人 | 作成日時：2016年12月31日 0時
