ワケあり少女を救うのは -2- (ページ13)

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来なさそうなやつがページ13

蓮がいない状態でのドリンク作りは思っていたよりも大変だった。一気に全員分作るときは、必ず蓮たちがいてくれたからな。
悠人たちはいてくれるけど、そのふたりの面倒を見ながら粉の分量とかをはかって、っていうのはやはりいつもよりも気を回さなくてはいけなくなる。もちろん、手伝ってくれるのは嬉しいし、とても優しい子達だとも思うが。本当に、この２週間蓮がどれだけ働いてくれていたかがわかる。加えて、悠人と皐の面倒までみていてくれたんだ。

……めちゃくちゃ良い弟を持ったな、私は。

悠「できたっ!!おねーちゃん、持ってこ!!」

皐「さつきも運ぶのー！」

最終日でも飽きずに楽しそうなふたり。なんで２週間合宿やってて、疲れないんだろう。若いっていいね。私ももう歳かな。(中３)

そんなくだらないことを考えながら、ふたりにも少しずつ(２個ずつ程度)もってもらって、各コートをまわる。そこで思った。

あれ、こいつらも元気だわ。

…私だけか？こんな疲れてんのは。
なんか、肉体的にも精神的にも疲れたんだが。この合宿。

最後に蓮がやってるはずのコートに着くと、大きな疑問が。

なぜこんなに人が多い。

空いた時間でっていったよな。いても４、５人だと思ってたんだが…１０人くらいいないか？

丸「蓮ほんとに上手いんだな！センスあんじゃね？」

蔵「まだ小学生なんやろ？伸びるんとちゃうかぁ？蓮クン。」

このふたりは、まぁわかる。いかにも面倒見良さそうだし、今までもその面倒見の良さが発揮されるとこ多かったし。宍戸やそれについてきたであろう鳳、そのふたりと直前まで試合してたのであろう大石と菊丸もわかる。けど…

光「んな囲まんでもええんとちゃいます？てかよぉ蓮は鬱陶しいと思わんな、この人ら。」

なんでこいつがいるんだろう。一番来そうにないのに。……いや、ただたんに他のやつらと試合するのが面倒だったのか。

ま、なんでもいいや。
あの冷静さ…ってか冷めた感じ？がないとうるさすぎてカオスになる気がするし。…いてもカオス抑えきれてないけど。

丸「っしゃ！じゃあ俺の天才的妙技見せてやるよぃっ!!見逃すなよ!!

蔵「んー…エクスタシー!!」

菊「ホイホーイっと！ぶいっ！」

………ま、蓮が楽しそうだからいいか。