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2004年 ページ5



____その姿なら、例え地獄に堕ちても思い出せる。

月光を浴びて輝く蒼銀の鎧を纏った騎士。幼い少女の肢体からは本来思いもよらない「美しい」という感情が(おれ)の中に湧き上がった。

「問おう。貴方が私の、マスターか」

一瞬にして、永遠の様な時間。それが__を作るモノ。心そのもの。
少女騎士はこちらを一瞥すると、真っ先に土蔵の外へ飛んで行き____。



この身体はきっと剣と、彼女の鞘で出来ていたのだ。これまでも、これからも。



____夢は終わった。王は未だ眠りに就けず、聖杯なるものは聖剣の奔流に呑まれた。

朝焼けの中、少女は愛を伝えることも終ぞ叶わず、静かに消え去る。

生暖かい雫が(おれ)の頰を伝う。
「ごめんな、セイバー……」
(お前の望みを、叶えてやれなくて。)

…………これで、終わりだ。__の、×××士郎の話はこれで終わり。

2015年?→←幕間



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作者名:凛@お湯 | 作成日時:2018年2月7日 18時

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