援助 ページ8
〜No side〜
『……………で、これは？』
「…少々衰えましたかな」
そう口にし正座をするのは黒蜥蜴の広津、銀、立原、そして樋口である。
黒蜥蜴の３人はつい先刻探偵社へ襲撃に向かった。
その結果襲撃は愚か、返り討ちにされてしまったのだ。
『探偵社を甘くみちゃだめだって』
「クソっなんだよあの強さ！」
「強かった」
『あぁそれと樋口ちゃんも。首領はもう次の作戦に移ってる。勝手に指示出しちゃだめ』
「うぅ…すみません…」
各々が悔しそうにする中、少女は4人にもう暫く正座しているよう言ってからあるところに向かった。
『鏡花ちゃん…だっけ
初めまして』
「……」
それは次の作戦、鏡花の元だった。
事前に作戦を聞かされた少女は鏡花を人目見ておこうと思ったのだ。
何せ鏡花は、今回の任務で死ぬかもしれない。
勿論少女はそれを止めようとは思っていないし、何なら仕方ない程度にしか思っていない。
だが誰にも覚えられず死ぬのは少し可哀想だと思い訪れたのだ。
すると鏡花は口を開く。
「………私は鏡花。六月で35人殺した」
『知ってるよ。すごいね』
その言葉に対し少女は淡々と答えた。
普通なら恐れられる偉業を、偉いねとでも言うかのように。
「………なにか思わないの」
『？ポートマフィアにいる限り人を殺すのは正義でしょ？
今回も頑張ってね』
何故なら少女はそれ以上の成果を出していた。
35人？そんなもの生温い。
少女は冷酷無慈悲の幹部補佐。
人を殺すことを何とも思わなければ、生きるための術としか思っていないのだ。
『まぁそういう事だから、頑張ってあの人を捕まえて来てね』
「…………はい」
そう答えた鏡花に少女は薄ら笑みを浮かべ去ろうとする。
だがその足は一時的に止まった。
『………私は、誰が死のうとどうでもいいよ。
でも、鏡花ちゃんはきっと違うんだよね。
＿＿＿＿＿＿逃げたければ、逃げればいいんじゃない？
冷酷無慈悲な殺人鬼は今だけ、優しい殺人鬼になってあげる』
「！！………変な人」
『ふふ、そうかな。
じゃあね。』
光の世界でもお元気で。
少し皮肉が入ったように聞こえるこの言葉を言い、少女は帰って行った。
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しゅーー - るぅちゃみさん» コメントありがとうございます！！アンケートが終わり次第更新できるよう頑張りますので楽しみにお待ちください！！🫶 (3月22日 15時) (
レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
るぅちゃみ(プロフ) - 続き楽しみにしてます!更新頑張ってください😊 (3月20日 22時) (レス) @page41 id: 70950edfd3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーー - 花華�爛魯��瓩気�» えええほんとですか！？嬉しすぎます♡学校頑張ってて偉すぎますよ👏🏻その頑張りに応えられるように私も頑張りますね！！これからもよろしくお願いします！！ (3月15日 7時) (レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーー - 死病＠不安剤さん» コメントと応援ありがとうございます！！！これからも頑張ります💪 (3月15日 7時) (レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
花華�爛魯��� - この為に学校頑張ってます！！続き楽しみです！ (3月15日 0時) (レス) id: 0fbaa962de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅーー | 作成日時：2024年2月10日 18時
