悪夢 〇エイプリルフール ページ42
本ページはエイプリルフールとして作ったifストーリーで、BEASTの内容を含みます。
ネタバレがありますので自衛をお願い致します。
設定↓
BEAST世界線では妹を巻き込みたくなかった太宰。
そのためAに冷たく接してきました。
物語の始まりは太宰が最後の方で飛び降りたところです。
あくまで妄想なので本家の内容と混ぜないようにお気をつけください。
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〜No side〜
『……は、』
少女は立ち止まった。
声も出ず、呼吸すら、凍りついたかのように止まっている。
少女の目の前には、たった1人の兄が倒れていた。
自分にはずっと冷たかった兄。
悲しい気持ちはありつつも、少女はたった1人の家族を愛していた。
いつか謝ろう。きっとなにか自分に悪い所があったのだから。
そう考えていた少女。
だが本人が居ないのなら、仲直りどころか謝ることもできやしない。
『……っね、ぇ…なんでよ…どうしてなの…！？兄様っ！ねぇってば！！』
少女は大粒の涙を流した。
その涙は後悔、哀しみ、愛情の味。
動かぬ太宰の元に行こうとするAを中原が引き止める。
『いやっ！！離して中也っ…！！』
「っ…！！」
少女は中原の腕を噛み、一目散に太宰の元へ駆け寄った。
『ねぇっ…なんでなの…？兄様はっそんなに私の事嫌いだったの…？
なんで、貴方はそんなに身勝手なの…！？
生きてないなら…私の想い、意味ないじゃんかぁ…！！
ばか！！おおばか！！兄様なんて大っ嫌いだぁっ…！』
辺りには少女の悲痛な叫びだけが響いた。
…………否、それだけではなかった。
「手を挙げろ！」
警察だ。
何せここはポートマフィア。その首領が死んだとなれば警察も駆けつけてくるだろう。
少女は囲まれた。
近くにいる中原すら、抵抗はできなかった。
『……兄様、聞いて…？
大嫌いなんて言っちゃったけど、やっぱり嘘だよ
だからきっと、兄様も嘘をついているんだよね…？
ちゃんと私の事好きでいてくれて、きっとそっちで待っててくれてる。』
ならさ、と少女は続けた。
黄金の瞳は濁りきっており、兄とそっくりだ。
少女はナイフを取り出す。
そして、細く華奢な首に突き立てた。
『私も、そっち行くね』
血が舞った。美しい、黄金のような血。
どうか、逢えますように。
その日、2つの命がこの世から消えた。
続く
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しゅーー - るぅちゃみさん» コメントありがとうございます！！アンケートが終わり次第更新できるよう頑張りますので楽しみにお待ちください！！🫶 (3月22日 15時) (
レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
るぅちゃみ(プロフ) - 続き楽しみにしてます!更新頑張ってください😊 (3月20日 22時) (レス) @page41 id: 70950edfd3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーー - 花華�爛魯��瓩気�» えええほんとですか！？嬉しすぎます♡学校頑張ってて偉すぎますよ👏🏻その頑張りに応えられるように私も頑張りますね！！これからもよろしくお願いします！！ (3月15日 7時) (レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーー - 死病＠不安剤さん» コメントと応援ありがとうございます！！！これからも頑張ります💪 (3月15日 7時) (レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
花華�爛魯��� - この為に学校頑張ってます！！続き楽しみです！ (3月15日 0時) (レス) id: 0fbaa962de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅーー | 作成日時：2024年2月10日 18時
