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(裏なし甘)
山田side
2月14日。バレンタインデー。カップルならばソワソワし始める時期。
もちろん`夫婦`になった今でもこの日はとても楽しみだった。
「ねぇ大ちゃん。今日何時ぐらいに帰ってくるの?」
『ん?そーだな20時ぐらいかな。』
「わかった!絶っっ対に20時ね」
『?わかった。じゃ、いってきまーす!』
いつもと変わらない元気いっぱいの声に手を振る。
大ちゃん…今日バレンタインデーってこと忘れてないかな?すごいキョトンとした顔してたし。
まぁいっか。いつか思い出すだろ。
大ちゃんはどんなのが好きなんだろ。
生チョコ、ガトーショコラ、ブラウニー。
そういえば、大ちゃんあんまり甘い物食べてるところ見たことないな。
別に食べ物じゃなくていいや。
なにか大ちゃんが喜びそうなもの。
ずっとプレゼントのことを考えていると、いつの間にか1時間以上たっていた。
そろそろ家事を始めよう。そう思ったところに
ピンポ-ン
家のチャイムがなる。
小走りで玄関に行き扉を開けると
伊「山田〜(泣)」
伊野ちゃんが飛びついてきた。
一応家の中に入れると、愚痴口調で話し始めた。
伊「俺今日、高木になんかプレゼントとかサプライズしてやろうかなって思って早く帰ってこい!って言ったの!そしたら『今日は家に帰れねぇから。』って…。普通忘れる!?こんな一大イベントのことを!」
伊野ちゃんはずっとぷりぷり怒ってる。
まぁそれは俺でも頭にくるわ。
伊「大ちゃんは?どんな感じ?」
「そうだな…早くは帰ってきてくれそうだけどバレンタインデーのことは完全に忘れてるっぽい。」
伊「はぁ?大ちゃんも?なんで彼氏はバレンタインのこと忘れるんだよー!」
1人で怒鳴っている伊野ちゃんを横目に俺はプレゼントを探し始めた。
スマホをいくらスクロールしてもピンとくるものは出てこない。
すると横から伊野ちゃんが俺のスマホを覗き込む。
伊「大ちゃんへのプレゼント?」
「うん。なかなかいいのが見つからなくて。」
伊「じゃあこの伊野ちゃん様が一緒に探してあげましょう。」
「ふふ。ありがとう。」
そのあとなんとかプレゼントが決まって早速買いに行った。
家に着いたのは8時頃でそろそろ帰ってくる。
『ただいま!』
大好きな人の大好きな声が聞こえた。
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slowry - (^o^)<うわぁーっ!まじでごめんなさい!あげます!いつか…本当にすみません。受験勉強とか忙しくて… (2020年6月21日 19時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ホワイトデー企画の続きを楽しみにしているのですが、続編はもうすでにどこかに投稿されているのでしょうか? (2020年4月29日 9時) (レス) id: 29e09e3551 (このIDを非表示/違反報告)
slowry - 花奏さん» ありがとうございます!!!また新作が出たらお願いします(*´∀`*) (2020年2月6日 5時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 完結おめでとうです!始めの頃から拝見していて、更新されたという通知が来るたびに舞い上がり、家族にもうるさいと注意されるほどでしたっ!(これガチ)次回作などが出る予定でしたら、そちらも応援させていただきます!本当におめでとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:slowry | 作成日時:2020年1月22日 21時