俺はいらない子 (ページ33)

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33話ページ33

俺は布団をかぶって

眠りについた。

目を開けると

血は固まっていた

今日、レッスンやん、

沢山動くから暑いだろうけど

長袖着てこ

俺は長袖を着て

家を出た。

家の前には神ちゃんがいた

神山｢今日は長袖なんやね｣

重岡｢おん、なんか最近寒くて。笑｣

また嘘をついた。

神山｢そか｣

神ちゃんと一緒に

レッスンのとこに向かった

レッスン室のドアを開けると

上から水が降ってきた。

冷た。

神山｢しげ？！｣

重岡｢(笑)｣

神山｢濡れてるやん、、｣

神ちゃんは少し怒っていた。

重岡｢そーやね。笑｣

神山｢誰やねん、これやったの｣

神ちゃんはレッスン室に

いるみんなにそう言った

みんなが黙っていると

神山｢誰やねんって言ってるやろ｣

神ちゃんは低い声でそう言った

小瀧と流星がこっちに近付いてきて

小瀧が

神ちゃんに耳打ちをした

多分、神ちゃんに教えないと

殴られるとか思ったんかな。笑

神ちゃんは中間さんのとこに行って

中間さんの胸ぐらを掴んだ。

神山｢お前がやったんか？｣

中間｢類は友を呼ぶってやつやな。笑｣

そう言って中間さんは不敵な笑みを浮かべた

神山｢いい歳した大人が
何やって｢なあ、神ちゃんもういいから｣｣

神山｢でも｣

神山side

重岡｢味方なんていないから、さ。笑｣

しげはそう言って寂しそうに笑った

神山｢ごめん、頭冷やしてくる｣

今の俺にしげは守れない

しげは

俺が思ってるより

心の傷が深い。

ごめんなしげ

助けられなくて。

重岡side

味方なんて

いないんやから。

俺が信じても

みんな裏切るんやから。

もういっそ

感情を殺して

生きていったらいいんかな。

はは、

その方が楽やね。

なら

感情を殺して

仕事をしよう。

感情なんて邪魔なだけなんやからさ。