助けたかったからである。 ページ27
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私はうーーーん、と頭を捻ったがやっぱり適切な言葉が出てこなくて。ごめんなさいね言葉の引き出し少なくて。
最終的にへらりと彼女に笑いかけて言った。
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『えと……助けたかったから、じゃダメですか？』
「！」
すると……ベルモットさんは目を見開いて。ふ、ふふふ、と笑い出した。って、え？？
『っえ、あの、なんかおかしかったですか？あ、いや確かにおかしいか…何で助けたのかを聞かれてるのに"助けたかったから"は……！』
「ふ、ふふ……いいえ？よく分かったわ」
『分かったんですか！？』
凄いな？私でも分からなかったのに…流石ベルモットさん！ていうか物凄く上品に笑いますね！！
所作が美しいんですけど！一挙手一投足が全部綺麗なんですけど！眩しいんだけどな！？
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＿＿＿＿＿＿「有難う、エンジェル」
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『っえ……』
すると、不意にベルモットさんが呟いた言葉に思わず目を見開いてしまう。え……いや、だって、え？
い、今エンジェル？エンジェル…って言った？あれ？そ、それって蘭ちゃんの…？私そんな特別なことしたか！？
「ねぇ、名前が知りたいわ。貴女の名前はなんて言うのかしら」
『えっ！？あ、えーと……杏A、って言います』
「A……へぇ、貴方に似合うcuteな名前ね」
『あ、有難う御座います……？』
あ、あれ？なんか口説かれてない？？私照れるよ？ベルモットさんみたいな美人さんに口説かれたら一瞬で惚れてしまうよ？
ていうか名乗っちゃったけど大丈夫かな！？普通に黒の組織の方に名乗っちゃったんだけど！！！
(あ、でも名前聞かれたし私も聞き返さないと不自然かな？)
『……あの、貴女の名前は？』
「………。」
………あっっ、待って、そうだよね名乗りづらいよね！
『ごめんなさい、きっと複雑な事情とかいっぱいありますよね！？』
「そうね……恩人の貴方には名乗りたい所だけど、立場上そうもいかないのよ。ごめんなさいね…けど、このお礼は必ずまたいつかするわ」
『えっ？い、いや…お構いなく……？』
あ、あれ……なんか、ベルモットさん優しいな…？
「それまで待っていて、私のエンジェル」
『！』
するとその時、ちゅっと音がして。
＿＿＿＿＿＿彼女に、頬へとキスされた。
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ゆんたん - 続きの黒の組織がファンで握手会に来ちゃった！がもーのすごく気になるんですけど早く続きが見たいです！待ってます！ (4月29日 23時) (
レス) @page42 id: 05f7eab501 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょ - 題名から興味を持ち読み始めたのですが、読み進めていく中でとても引き込まれてしまってすごくドキドキして続きが楽しみです‼︎すっっごく大好きです！ (1月4日 11時) (レス) id: 1eef7c0801 (このIDを非表示/違反報告)
あめちゃん - ずっとこの作品好きで！久々にも一回みよーおもて読み終わってもまだこの人のやつが読みたーいって思ったからこの作者の作品を全表示ってところに行ったら！え？嘘でしょ？銀魂の空から女の子がも書いてるんですか？？好きなやつなんだけどぉ！ってマジ天才過ぎる！ (11月24日 1時) (レス) id: d22fe26ad0 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - すごく面白かったです！続編頑張ってください！ (8月5日 8時) (レス) id: a2e96a3a87 (このIDを非表示/違反報告)
るる - この小説好きです!! (8月1日 23時) (レス) id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2022年4月23日 10時
