正しくは沖矢昴である。 ページ13
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そうして、コナン君と一緒に来たのは。案の定。
「Aさん!こんにちは!!」
「………すみません、お邪魔します」
_________赤井秀一ッッッ!!!!!
(正しくは沖矢昴だけど!スクリーン越しに見ていたあの顔立ちが目の前に…すご。そしてコナン君とのツーショット心にクるな。うん)
『………こんにちは、この前ぶりだねコナン君。そして貴方が…コナン君のお知り合いですか?』
なんとか平静を保ち赤井さんもとい沖矢さんに笑いかける。すると、彼は礼儀正しい所作で軽く会釈をした。うわ好青年。
「はい。沖矢昴と言います……すみません、お忙しいところ。恥ずかしながら貴方の書く文がとても好きでして」
(わー、褒められた…コナン君の時もそうだったけど何だか二次元のキャラに褒められるの変な感じだな…嬉しい事には変わりないんだけど)
『いーえ、新刊を出す所で今日は暇ですし……気にしないでいいですよ。えぇと、原稿とサインでしたよね。こちらにどうぞ。コナンくんも』
「うん!」
嬉しさを噛み締めながらも、私はそうして二人を作業部屋へと案内した。
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『主にここで作業をしています。ボツになったネタ等もあって散らかっていますが……』
「わー、六条鞦韆の作業部屋……!」
『ふふ、コナン君そんなに目を輝かせても大した物は何も無いよ?』
「ええ?Aさんのボツになったネタっていうやつ僕物凄く気になるよ!」
作業部屋に入るや否や、目をキラキラさせてあちこちに視線をうつすコナンくん。
……その姿に思わずふふっ、と笑ってしまう。やはり自分の小説を褒めてもらえるのは中々に善い。
(うーん、どうするか。サイン色紙は別室の棚にあるし…それまでコナン君、暇だよなぁ)
『…………じゃあいいよ、好きな様に見て。新刊の原稿はあの棚の上にあるし。でも危ないから万年筆とかには触らない事。守れる?』
「マジ!?……じゃなくて、うん!!守れるよ!!」
『ならよし。私は沖矢さんにサイン渡さないといけないからいい子にしてるんだよ』
「うん!!」
なでなでとコナン君の頭を撫でる。うん可愛い。
『……じゃあ沖矢さん、行きましょうか』
「えぇ」
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ゆんたん - 続きの黒の組織がファンで握手会に来ちゃった!がもーのすごく気になるんですけど早く続きが見たいです!待ってます! (4月29日 23時) (レス) @page42 id: 05f7eab501 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょ - 題名から興味を持ち読み始めたのですが、読み進めていく中でとても引き込まれてしまってすごくドキドキして続きが楽しみです‼︎すっっごく大好きです! (1月4日 11時) (レス) id: 1eef7c0801 (このIDを非表示/違反報告)
あめちゃん - ずっとこの作品好きで!久々にも一回みよーおもて読み終わってもまだこの人のやつが読みたーいって思ったからこの作者の作品を全表示ってところに行ったら!え?嘘でしょ?銀魂の空から女の子がも書いてるんですか??好きなやつなんだけどぉ!ってマジ天才過ぎる! (11月24日 1時) (レス) id: d22fe26ad0 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - すごく面白かったです!続編頑張ってください! (8月5日 8時) (レス) id: a2e96a3a87 (このIDを非表示/違反報告)
るる - この小説好きです!! (8月1日 23時) (レス) id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2022年4月23日 10時