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「狭いけど、まあまあ」
2人が住むには小さいワンルーム、風呂トイレ別、
家具という家具がベットと机ぐらいしかないが男の部屋にしては綺麗で整ってる。むしろ本当に住んでいるのか?生活感が全くない。
冷蔵庫は…腐ってそうなトマトジュースのみ。
これから住む家を物色していると、圭介が眉を顰めていかにも忌まわしそうな顔でこちらを睨みつけてくる。
「お前厚かましいな、仮にも居候のくせに」
先ほど伯母達と居た時には想像も付かない言葉で毒を吐くこの男、
ながったるい父の葬式が終わり、伯母さんのところにお世話になる予定だった僕を引き留めて、圭介が面倒を見ると言い出し今に至る。
正直昔からの知り合いで扱いやすい伯母さんのところが良かった。
「僕の力が欲しいなら文句言わないでください」
伯母さんに引き取って欲しいと
衣食住を提供する代わりに僕は力を提供する。
そういう約束で。
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