赤髪の奴に必要以上に触られている件について【暗殺教室】 (ページ2)

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気になる時間ページ2

※ほぼ会話
※誰目線でもない、強いて言うなら作者目線

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男子の大部屋での話

「やっぱ一位は神崎か」

男子たちが囲んで見ているのは
気になる女子ランキング、と書かれた1枚の紙

「まあ、嫌いな奴はいないわな」
「で、上手く班に引き込んだ杉野はどうだった?」

「それがさあ、色々トラブルあってさあ。じっくり話すタイミングが少なかったわ」
「あー、なんか大変だったらしいな」

「気になるのは、誰が誰に入れたかだよなあ」
「渚、お前は誰に入れたんだよ」

「へっ…?!僕は…Aちゃん、かな」
「えっ！」
「あ？どうした、磯貝」

ニヤニヤしながら
前原が磯貝の顔を覗き込んだ

「い、いや別に」
「ふーん？」

「そういう前原は誰に入れたんだよ?」
「俺か？俺もAだな」
「お、お前そうだったのか…?!」

少し焦った様子で磯貝が尋ねると
前原は余裕そうな顔で、さあ？と言った

「お、なんか面白そうなことしてんじゃん」

すると
ジュースを片手に赤羽が入ってきた

「カルマ、いいところに！お前、気になる子いる?」

一瞬悩んだ赤羽は

「んー、奥田さんかな?」
「は？！」

「お、お前絶対Aって言うと思ってた…」
「気になる子でしょ？Aは好きな子だから、別」

「なんだお前、プレイボーイか！」
「違う違う」

「じゃあなんでだよ？」

「だって彼女、怪しげな薬とか作れそうだし。俺の悪戯の幅が広がるじゃん？そういう意味の、気になる」

「こえー…」

「…磯貝は、誰なわけ？」
「え、お、俺？！」

少しニヤついた顔でそう聞く赤羽。

こいつは、確信犯だ
知ってて聞いてる
怖いやつ！

誰もがそう思った

「……A。」
「へえ、あくまで“気になってる”だけなんだよね?」

「う…っ」

「俺はAが好きだよ。そんな中途半端な想いの奴には負けられないなー。」

磯貝を挑発しているかのように
憎まれ口を叩く赤羽

我慢の限界がきたのか、磯貝も

「うるさいな！！俺だってAが好きに決まってるだろ！！」

声を荒げてそう言った