case15.耳舐め(ci) ページ19
ci
※結構ピンク
「Aさんって、ほんま耳弱いっすよねぇ」
顎に手を当て、感慨深そうにあなたを見つめる彼。
こいつはいきなり何を言っているんだという目で見返せば、彼は口元に手を当て、ニタリと笑った。
意地悪さが隠せていない。
「だって、耳の近くで喋ったらいっつもびくっ、て震えてるやん」
『は……！？そ、そんなことないし！』
あなたが羞恥心から全力で否定するといつの間にかすり寄ってきた彼があなたの耳元で試すように囁く。
「じゃ、勝負しましょ。これから5分間、声を出したら駄目です。出さなかったらAさんの勝ち、出したら俺の勝ちです」
突然よくわからない勝負をふっ掛けられたあなただが、止める術も見つからずそのまま受け入れる。
彼がスマホのタイマーを開始させたのを見て、あなたは目を瞑って精神統一を図った。
彼はまず、ふぅ、とあなたの耳に息を吹きかけた。
ぞくりと何かが背筋を這った感覚がする。
『……っ』
「あれぇ？これだけでもう震えてるんすかぁ？」
くっそこいつムカつく。
絶対に服従してやるもんか、とあなたは彼の言葉に無視を決め込んだ。
「ふふ、強がっちゃって、かぁわいい」
『っ！』
あなたの息が荒くなってきたところで、彼が耳の縁を甘噛みし、舌先でゆっくりとなぞっていく。
ただ、焦らすように耳の中には侵入してこない。
「息荒いっすよ〜？もしかして、耳の中まで舐めて欲しいんすか？」
あなたは精一杯の抵抗で首を左右に振った。快楽に流されまいと自身の体を抱きしめる。
ぐじゅう
「んあっ……！」
突然の水音と強い刺激に、あなたはとうとう甘い声を洩らしてしまった。焦らされた分、ゾクゾクが止まらない。
しかし彼もまた、止まってはくれない。
「まって、もう声出たからっ。やめっ」
何かが昇りつめてきて、咄嗟に彼に縋るように抱き着く。
「っあ、も、だめっ……〜〜っ！！」
びくびくっとあなたは大きく体を震わせた。
全身を迸る快感を収めるように肩で息をする。
アラームが鳴ったと同時に彼の舌もあなたの耳から離れた。
「え、Aさん……耳だけで……？」
あなたは答えなかったが、彼の肩に顔を埋めてぎゅっと彼の服を掴んだ。
「はぁ……可愛いすぎるであんた……。俺の負けや、そんな反応されて我慢できるわけないやん」
彼はあなたを抱きしめ返し、鳴り続けるアラームを止めるのすら忘れるほどに夢中になって、あなたの耳をまた可愛がり始めた。
case16.あーん(zm)→←Request1.床ドン(ut)
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緑黄色野菜(プロフ) - あくのさん» わぁ、ホントですか！？よかったぁ！！ちょっとやりすぎたかなと不安になっていたので喜んで頂けて私も嬉しいです！ (5月3日 17時) (
レス) id: ae06c5e6e2 (このIDを非表示/違反報告)
あくの(プロフ) - ドロドロいいですね...！！！ここまで甘いお話書いてくださる方があまりいないのですごくうれしいです！！ (5月3日 13時) (レス) @page33 id: f9355a1561 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄色野菜(プロフ) - りずさん» リクエストありがとうございます！可愛いお話だなんて、嬉しくて嬉しくて(照)甘さマックス、挑戦させて頂きます！ (5月1日 0時) (レス) id: ae06c5e6e2 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄色野菜(プロフ) - キルさん» リクエストありがとうございます！そう言って頂けるなんてほんと嬉しくて励みになります……！更新頑張っちゃいます✨ (5月1日 0時) (レス) id: ae06c5e6e2 (このIDを非表示/違反報告)
りず(プロフ) - 主様の作品甘ったるくてかわいくて大好きです！！リクエスト失礼します。ドライヤーsha ver.お願いします！甘さマックスのお話が見たいです..!これからも楽しみにしてます！ (4月30日 23時) (レス) id: 89bf85154f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑黄色野菜 | 作成日時：2024年3月25日 0時
