百合組。�� △ iwfk ページ32
(百合組。の続きです)
iw side
あの会食の後も今まで通り「ライバル」的な関係のまま行こう、となった青龍会と朱雀会。前と変わったのは鉢合わせ…というか共同作業が増えたこと。
例えばこの、深澤辰哉。
fk｢照ー、また付いてきてよ。｣
iw｢俺の事なんだと思ってんの？｣
fk｢照のこと？うーん、用心棒とか｣
iw｢俺だって仕事があるの、｣
fk｢翔太に任せりゃいいっしょ｣
そう言って駆り出されては、ヤクザの事務所の見張り番をコテンパンにする毎日。俺の背中にいるふっかは頑張れぇ、なんて適当に応援してる。ふざけんな、頑張らなくてもイけるから。
事務所に着くとそそくさと作業を始めるふっか。
でも、ふっかのプログラミングやハッキングの技術は侮れない。ふっかが自前のキーボードをパソコンに繋いでカタカタと打ち込んでいく。打ち込まれた英字の羅列は、見てるだけで頭が回りそうだ。
fk｢…なーに見てんの、｣
iw｢いや、なんだこれ、って思って｣
fk｢プログラミング言語だよ、脳みそきんに君｣
iw｢…置いてくぞ、｣
fk｢…ごめんじゃん？｣
こんな会話をしながらも決して指はとめないふっか。一秒に何文字打ってんの、この人。キーボード見てないし本当に凄えよな、ってちょっとだけ尊敬。本当にちょっとだけ。
fk｢…はい、おーわり。また護ってよ、｣
iw｢はいはい、分かってますよ。｣
そう言ってメガネを外して気崩されたスーツの胸ポケットにしまいこむ。少し崩れた自分の着物の襟を正してさて帰ろうか、なんて時だった。
俺たちのホカホカとした空気には似合わない男臭い声。後ろのふっかがビクンとビビるのが何となく分かる。見慣れてる俺も俺なんだけどね。
「おうおう兄ちゃん、ウチの事務所なんだけど？」
リーダーらしいやつが声を掛けてくる。酒焼けした声に威圧感とか、一周回ってもう感じないよ。
iw｢ちょっと用事がね。そこ退いてくんね？｣
「うーん、逃がす訳にはいかねぇんだよ、」
ニヤニヤと笑い出すそいつ。気持ちわりぃけど、とりあえずふっかを俺の背中に隠して、部屋の角に下がっていく。
fk｢え、これ、追い詰められてんじゃん、｣
iw｢バカなの？逆だよ、｣
不安そうなふっかにそう言う。多分相手も、俺のことを追い詰めたとでも勘違いしたのか、更にニヤニヤしてる。
残念だけど背中を狙われないんだよね、角って。
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ぐりーんれもん(プロフ) - おりょうりさん» 了解致しました。dtさんの病み系、初めてになりますので拙い語彙力ですが精一杯やらせていただきます！ (2020年11月29日 9時) (
レス) id: cd64e51759 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーんれもん(プロフ) - mh69kpさん» リクエストにお応えできましたでしょうか(汗)思いつき次第、また書かせていただきます！ (2020年11月29日 9時) (レス) id: cd64e51759 (このIDを非表示/違反報告)
おりょうり(プロフ) - 舘様メインの病系のお話が見たいです！ (2020年11月29日 8時) (レス) id: 809f062d73 (このIDを非表示/違反報告)
mh69kp(プロフ) - ぐりーんれもんさん» リクエスト書いていただき、ありがとうございます！めちゃくちゃ良かったです！！またお時間あるときに別の組み合わせのお話もお願いします…！ (2020年11月28日 7時) (レス) id: 49b619a086 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーんれもん(プロフ) - 了解しました！頑張らせて頂きます^^* (2020年11月27日 6時) (レス) id: cd64e51759 (このIDを非表示/違反報告)
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