エピソード51 峰田 ページ10
ついにヒーロー基礎学、対人戦が始まる。
みんなは昨日の相澤先生のテストもあってビビってる人も。
でも、私には関係ない。除籍されないような心構えでいれば、きっと大丈夫。
そうだとわかってても、ついつい深呼吸しちゃう。
オールマイトの話があまりに長くて、今日の学食のデザート美味しかったな。
なんて考えてたら説明はとっくのとうに終わってた。
ほんとごめん、百…。
百曰く、今回の対人戦の会場はここ屋内。何でも、敵との対人は屋内に立て籠もることが
屋外に比べて圧倒的に多いからだそう。個性によっては戦いやすいもんね。
そして、ヒーロー側、ヴィラン側になって2人1組のタッグを組む。
ヒーロー側は制限時間内に「核」を回収…つまりタッチするか、捕縛用テープで相手を拘束。
ヴィラン側は「核」を守るか、ヒーローを捕まえる。
至って簡単な仕組みだけど、個性把握テストでは把握出来なかったみんなの個性が
この戦闘で生きてきて、その多様性の輪郭を創っていく。
今回はみんなを知る上でも、自分の戦闘に活かすことにしても、勉強になる良い機会だ。
無性にワクワクしてきた。
いつの間にか緊張は解けて、口元には笑みさえ浮かべている。
今の自分の力がどれほどみんなに通用するかも楽しみ。
峰田「なあ、お前明星って言うんだよな？」
声の主を目で辿ると、そこにいたのは峰田実。個性は特徴的な紫色のボール。
よくくっつくけど、自分にはくっつかないんだそう。
既に変態疑惑が浮上してて、女子からは相当引かれてるそう。かわいそ←
『うん、そうだよ。』
普段自分から男子に声かけるだなんてそんなことしないから、
例えこんな小さい男子でも緊張する。そしてなんだその顔。鼻の下伸ばしまくって。
峰田「ヤオモモもいいけど、明星もいいよな！」
右手の親指をピンと上に向けた。いや、何がグッジョブじゃ。←
『百は可愛いよね、妹にしたい。』
どこまでもついてきてくれそうで可愛いよな、百。
『峰田の気持ちも、わからなくもない。』
私は、彼に微笑してみせた。可愛い子は私も好きだよ、妹にしたくなる。
峰田「わかってくれるやつ初めてだよ！やっぱわかってんなぁ明星は！」
そんな嬉しそーに鼻の下伸ばしてるけど、断じて私は変なことは言ってない。
そのノリで変なことを話し始めたけど、丁度くじ引きが始まったので打ち切りになった。
助かった←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
胡桃 - 励みになります！ありがとうございます^ ^ (2018年5月21日 17時) (
レス) id: c4e799fbe3 (このIDを非表示/違反報告)
さばちゃん@かんづめ(プロフ) - まじっすか！？いやっほー！テストお疲れ様でした！更新無理しない程度に頑張ってください！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: d2d6e36cff (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - 死柄木さんいいですよね！テスト終わったのでガンガン更新していきます^ ^ (2018年5月18日 20時) (レス) id: c4e799fbe3 (このIDを非表示/違反報告)
さばちゃん@かんづめ(プロフ) - 死柄木めっちゃ好きっす。更新楽しみにしてまする。 (2018年5月14日 19時) (レス) id: d2d6e36cff (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - はらさん» 教えてくださってありがとうございます！ (2018年5月4日 20時) (レス) id: 7378d7060e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：胡桃 | 作成日時：2018年5月3日 21時
