1-18 プロは目指さないが ページ22
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ディア「しかし、ふむ…。二人で協力してゴースト達を追い出してしまうとは……。」
なんかめんどくさい事考えてんのかな。
グリム「協力はしてねーんだゾ!ソイツはほとんど見てただけだし、オレ様はツナ缶が欲しくて…。あ、ツナ缶貰ってねーんだゾ!!?」
「店なら閉め時だぜ?」
すっかり暗くなった窓の外を指し、貼り付けた笑みでグリムを見る。それに今おれ、一銭も持ってないし。
ディア「お二人さん。ゴースト退治、もう一度見せてもらえます?」
「あ?おれ飯食いてえンだけど……。」
グリム「でーもー、ツーナーかーんー!」
「…はいはい、…またゴースト退治してくれたらな。…ついでに“入学出来るチャンス”かもよ?」
学園長に気付かれないようにそっと耳打てば、ピンっと耳と尾を伸ばし「ぐぬぬ…ツナ缶…」とまた唸った。
お〜、チョロいチョロい(わっっっるい顔)。
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指揮者のようにゴーストに化けた学園長を指し、グリムはその方向へ炎を吹く。これで最後だ。
グリム「ぜえ、はぁ……どうだ!」
「はい、拍手拍手。」
またパチパチと手を叩く。
ディア「…まさかモンスターを従わせる事が出来る人が居るなんて。ふぅむ、…実は入学式騒動の時から私の教育者のカンが言っているんですよね。貴方には調教師や猛獣使い的な素質があるのではないか、と。」
「そう?」
素質って何?個人的に素朴な疑問なんだけど。
学園長はグリムを凝視する。
「グリムがこの学園通いたがってンだとよ。」
ディア「え、モンスターが?」
「良くあるグローバル化?っつーの?…何とかなんねぇ?」
明清の国でも人外も人間も問わずで就ける仕事あるし、別に該当されても良いと思うんだが。あと正直考えるのめんどくさいし。
ディア「…………仕方ありませんね。良いでしょう。」
グリム「ぶなっ!?本当かっ?!「しかし。闇の鏡に選ばれなかった……しかもモンスターの入学を許可する訳にはいきません。」なんだぁ……ぬか喜びだゾ……。」
見るからにガッカリと肩と耳と尾を下ろすグリムに、「話は最後まで聞きなさい」と続けられた。
ディア「とりあえず当面の宿は無料でご提供します。ですが、衣食住については自分で支払っていただかねばなりません。」
そして学園長は学内整備などの雑用をこなしてもらう雑用係となる事を条件に、学園内に滞在するという許可をした。とりあえず見込みゼロじゃないって事ね。
グリム「嫌だゾ〜!」
「お前、駄々捏ねれる状況か?」
1-19 ぬいも口があるしな→←1-17 これでもやけている
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リゼ - Graecia devil sa-thinさん» もう最新しないんですか? (2023年2月22日 9時) (レス) id: 747029a77b (このIDを非表示/違反報告)
Graecia devil sa-thin(プロフ) - なお、アカウントが繋がっていないため、投稿していたものの続編を作るかは未定です。 (2021年8月21日 20時) (レス) id: c6a4917727 (このIDを非表示/違反報告)
Graecia devil sa-thin(プロフ) - 報告です。Googleから投稿していたのですがログインができなくなりましたので、アプリから再活動いたします。新着を楽しみにしていた読者様、大変申し訳ございませんでした (2021年8月21日 20時) (レス) id: c6a4917727 (このIDを非表示/違反報告)
Y説行為 - 面白すぎるチ───(´-ω-`)───ン続きが気になりすぎる……………、、好きです() (2021年7月30日 22時) (レス) id: fd59df5674 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - 更新楽しみに待ってます!!頑張ってください! (2021年6月20日 12時) (レス) id: c46a3c3dbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Graecia devil sa-thin | 作成日時:2020年6月7日 17時