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ペナントレース後半戦

先日集まったメンバーも仲間として

そしてまたライバルとして

互いに切磋琢磨しチームの勝利を目指している。





8月下旬にタイガースが一気に首位陥落。

ジャイアンツが勝率を上回り、0.5ゲーム差で首位につき

スワローズと共に順位を浮上させた。

タイガースは3位まで転落してしまった。





勝負の世界に私情を挟むことは許されないのだが

Aは複雑な気持ちで中継を見ている。

梅野がいるタイガースの優勝も望んでいるが

坂本や亀井のいるジャイアンツも応援したい。

他のチームも良い試合運びで

1試合、1試合に毎回ドキドキハラハラしている。





テレビでは皆の活躍が見られているが

画面越しに見るとなんとなく存在が遠くに感じる。





(こっちから連絡するのも悪いしなぁ…)





忙しい日々を過ごしながら

皆に連絡を取りたい気持ちを抑えるため

空いた時間は家事に没頭することにした。

食事の支度をしながら洗濯をし、苦手な掃除を済ませる。





(あ!クマさんの下着!)





畳んだ洗濯物をタンスにしまおうと

引き出しを開けたとき、真っ先に視界に入ったのは

クマさんのバックプリントの下着。

とある衣料品店であまりの可愛さに一目惚れして即購入。

誰に見せるわけでもないし、と気に入って使っていたが

あの日坂本に散々イジられたため

クマさんはタンスの奥に封印することにした。





(うんと大人っぽい下着にしなきゃ

 また笑われる!)





そう思い、勢いで通販で買った

ブラとショーツのセットを引き出しの手前に並べる。

上下共にレース使いで

ショーツはサイドが伸縮性のヒモになっており

大人っぽいデザインになっている。





(どうだ!これ見せて文句は言わせないぞ!

 …

 ……

 ………ん?見せる?)





ふと頭に浮かんだ坂本の顔。





(あっ、あの人じゃないって…!)





1人で顔を真っ赤にして

洗濯物をぎゅうぎゅうとタンスに詰め込む。





友達とのランチや買い物中など、ふとした時に

気づけば坂本のことを考えている自分がいた。









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作者名:おか(´・ω・`) | 作成日時:2021年9月1日 1時

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