真実を伝える為に ページ22
オリマーが、顔を上げた。
ヘルメットは、前より紅くなっている。
「何も……見えないぞ?」
困惑して、周りを見るオリマー。
そんな彼に、自分は近付いた。
「うわっ!
……誰だ?」
「赤ピクミンだが……。
確か、“密集組”と呼んでいるだろう?」
突然の質問に驚いたが、とりあえず答える。
「ピクミンが……喋った!?」
「そうだ。
……あれ?」
いつもと、何かが違う。
上を見ると、頭の花が散っていた。
5つくらいある花びらが、3つになっていた。
これではもう、花ピクミンとは言えないだろう。
……そうだ。
これで、オリマーに真実を伝えよう。
自分は、花びらの一枚を手に取った。
そして近くのチャッピーによじ登る。
手を出来る限り伸ばして、オリマーのヘルメットを拭き始めた。
「……えっ!?
一体、どうして……!?」
声だけで、彼が驚いているのがわかる。
「“どうして”?
本当のことを伝えたい、ただそれだけだ」
「“本当のこと”……?
私は、何か間違っているのか?」
首を振って否定を示したが、オリマーに見えている筈はない。
「間違ってはいない。
しかし、文字通り真実が見えていないということだ」
「“真実”、か……。
既に思う存分、嫌と言う程見て来たが、まだあるのか?」
……“既に”?
ああ、あの赤ピクミンのことか。
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チョコボスライムヨッシーピクミン(スラヨシ)(プロフ) - 今も見てくれてる人はいるのだろうか……(ここで言ってどうする) (2020年10月28日 2時) (レス) id: dbaf7bde12 (このIDを非表示/違反報告)
スライムヨッシー(プロフ) - ☆ハヤハヤ☆さん» どういたしまして! これからもこの小説をよろしくお願いします! (2015年2月16日 19時) (レス) id: ecfbbd08d2 (このIDを非表示/違反報告)
☆ハヤハヤ☆(プロフ) - スライムヨッシーさん» そうなんですか!ありがとうございます! (2015年2月16日 18時) (レス) id: 09219c2e94 (このIDを非表示/違反報告)
スライムヨッシー(プロフ) - ☆ハヤハヤ☆さん» うーん……この話では約150くらい使っているので、最大MPは余裕を持って230くらいかな? と思ってます! (FC版で、レベル60くらい?) (2015年2月16日 18時) (レス) id: ecfbbd08d2 (このIDを非表示/違反報告)
☆ハヤハヤ☆(プロフ) - オリマーのMPってどのくらいなんですか?【受験生だからあまりこれないとか?】 (2015年2月16日 15時) (レス) id: 09219c2e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコボスライムヨッシーピクミン(スラヨシ) | 作者ホームページ:http://dqpikuminnovels.blog.fc2.com/
作成日時:2014年11月20日 19時