「ショタ二人組と話す時間は案外悪くは無い」 ページ3
零「公安って…あの公安ですか!?」
「まぁね…でも秘密だよ?バレたら上司に怒られるし…」
唯「じゃあ何で僕らに言ったんですか?」
まぁ唯君の言う通り本来は言っちゃいけないんだけど…
「そんなキラキラした眼を見て、嘘なんてつけないよ…」
とても罪悪感が湧くからちょっとね…
零「あ…ごめんなさい…」
「まぁ大丈夫だよ。私は正体がバレたら殺されちゃうってわけでもないし」
唯「え、そうなんですか?」
「まぁね。私は大体デスクワークとかで基本動かないの。私自身、体力とか同僚達と比べるとあまり無いしね。それでも普通の警察官よりは動けるけど…」
零「へ〜…」
「…うん、えっと…言いたい事があるなら言ってもいいし、この際もう二人ともタメ口で良いよ」
零「じゃあ言うけど…そもそも唐崎さんが警察官に見えない」
唯「ついでに言えば運動出来なさそう」
「…まぁ正直なのは良い事だと思うよ、うん」
知ってたよ。パッと見格闘やってなさそうなのは知ってたよ、うん。…確かにあれだもんねぇ、下手すると普通の女子高生に見えなくもないらしいし…(白崎ちゃん情報)
零「大丈夫だよ唐崎さん、賢そうには見えるから」
唯「眼鏡かけたらどこかの社長の秘書みたいな感じに見えるから唐崎さん大丈夫だよ」
「ちょっと待って、何で君達眼を合わせてくれないの?お〜い、何で〜?」
『ファイオーピポ!ファイオーピポ!』
「あ、電話だ」
二人「何今の着信音!?」
めちゃくちゃ驚かれたけどファイオーピポ知らないのかな?まぁ仕方ないか…昔のアニメだし、着信音にしてるのは私くらいだろうしなぁ
「ごめんね、ちょっと出てくる」
と席を立って店の端へ行き、携帯を確認した所白崎ちゃんのご様子。…終わったのかな
「もしもしー」
白『あ、今どこ?』
「カフェだよ。ちょっとショタ二人組と話してた」
白『…唐崎ちゃん、まさか結婚相手がいないからってショタに手を出すのはちょっと…』
「そんなつもり毛頭無いし結婚相手も探してないから!ほら、さっさと要件言う!」
白『はは、ごめんね〜。もう終わるからカラオケ言っといて良いよ〜』
「もう…まぁ、分かったよ。会計済ませたら向かうね」
白『ほいほ〜い、じゃあの〜』
ピッと通話を切ってさっきの席へ戻ると、二人共飲み物を飲み干した後だった
「ごめん二人共、そろそろ行かなきゃ。おかわりしないならもう払うよ」
零「僕達ももう行く予定だったから大丈夫だよ。ありがとう唐崎さん」
「私の食生活の70%は飴だったりする。それくらい飴が好き」→←「とりあえず白崎ちゃんは疫病神という事」
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:彩 | 作成日時:2018年5月24日 21時