「初っ端からこれはおかしいと思う」 ページ1
「困った…」
犯人の仕掛けた爆弾の場所が分かりさえすれば良いんだけど…畜生あの爆弾魔め、捕まえたと思ったら時限爆弾セットしてやんの…こちとら潜入捜査だの書類仕事だので疲れてるんだよ…もう少し年配の方もいるんだから労ってよ…
「でもこんな公園に爆弾どころか不審物一つすら見当たらないもんねぇ…」
?「不審物ならさっきありましたよ」
「…え?」
子供の声が聞こえてきたので聞こえた方向を向くと、二人組の小学生ほどの子供が
「…それ、何処かわかる?」
?「あっちにあるよ。かくれんぼしてたら変なバッグがあって…警察に届けようか迷ってたんです」
「変なバッグ、ねぇ…そこまで連れてってくれない?」
?「分かりました!」
二人のうち一人の褐色の肌を持った男の子が小走りで案内してくれる。そして立ち止まったと思ったら、スポーツバッグが草の茂みに置いてあった
「これか…あ、やっぱり」
中はピッピッと時間を進める爆弾が。時間は…13分。…13分もあれば余裕で解体できるね…でもその前に一般人を避難させなきゃ
「もしもし、こちら唐崎。xx公園で爆弾発見、一般人の避難を…」
白「おっしゃ任せたれい!」
「うわびっくりした!?…白崎ちゃん何やってんの!?」
白「なんか唐崎ちゃん発見したからついて行ったらついでに爆弾も見つけた所存でございまする!で、一般人を避難させたらいいんだね?」
「うん。爆弾解体はこっちがやるから頼んだよ!」
白「頼まれました!それじゃあ君達、ちょっとここから離れてもらうよ〜」
…よし、周りにはいなくなった。あらかじめ持ってきてた爆弾解体用のナイフを使って…
「という感じで爆弾は解体し終わりました。…はい。ええ、後ほど報告書にまとめておきます。では」
爆弾解体し、電話で上司に報告が済んだらもうおしまい。…なんかあっという間に終わったけど、これで休める…
白「いやぁごめんね、手伝ってもらっちゃって。疲れてたんでしょ?」
「平気だよ。被害が出るくらいなら無理してでも探すよ」
白「あはは…程々にね…」
…私、唐崎 雫は初っ端から唐突だが、人手が足りない為爆弾探しを手伝っていた。詳細は聞いてないが、何でも今日捕獲した爆弾魔が時限爆弾を起動させたからだそうな。まぁ時限爆弾も見つけて解体したが
それと目の前の白崎 香織。一応友人で、白崎ちゃんと呼んでいる。実は私も爆弾を探す事になったのは大体こいつのせいでもある。一言で言えば疫病神だ。
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作者名:彩 | 作成日時:2018年5月24日 21時