８話.仔犬チャン、狂犬とお風呂に入りたい。 ページ9
ー夕方になり事務所の前で弥生を見送ると荷物を片付けて嶋野の元にいくと【クマのおじちゃんまた明日ねー！】と挨拶をすませたのを確認すると少女を抱き上げて家に向かう
【吾朗ちゃん...眠い】と言ってウトウトしている少女に【家に着くまでまだかかるさかいねときぃや】と声をかけると帰路を急ぐ
【ただーいまー】と言って家に入るとソファーに少女を優しくおろすと部屋に行き着替えをすませるとお風呂と夕飯の支度をはじめる
「ましろチャーン、家ついたでー」
【んぅ...吾朗ちゃん抱っこ】
「なんや、甘えたなん？」
【抱っこ...】
「しゃあないな。ほれ、抱っこしたるから早うこっちきぃ」
抱きあげて頭を優しく撫でてやると目を細めて嬉しそうな顔をする少女
【ん...私まだ眠いから吾朗ちゃん一緒にお風呂入って】
「なッ！？本気で言うてるん？」
【吾朗ちゃんと一緒にお風呂入りたい】
少し悩んだ末に【お風呂セットとってき】と言って少女を部屋に向かわせて急いで夕飯の準備を終わらせると浴室に向かいお風呂を沸かす
リビングに戻ると【吾朗ちゃんお風呂セットとってきたよ！】と真島の元に駆け寄る少女の頭を撫でながら【お風呂沸くまで待っとってや】と言って先に夕飯をテーブルに並べる
【ご飯！お腹空いた！吾朗ちゃんお料理じょうず】
「そら、おおきに。まァ、一人暮らしながいからなァ」
【いただきます】と言って少女が食べはじめたのを確認して真島も食事に手をつけた...
▶▶NEXT
９話.狂犬、仔犬チャンをお風呂に入れる。→←７話.仔犬チャン、弥生お姉さんに懐く。
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作者名：竜胆ましろ | 作成日時：2024年3月18日 19時
