【龍が如く】狂犬と仔犬チャン【真島吾朗】 (ページ8)

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７話.仔犬チャン、弥生お姉さんに懐く。ページ8

ー弥生が嶋野組を訪問した日から一週間が経ちあれから少女に勉強を教える為に週に二日嶋野組にやってくるようになった

少女は、弥生の膝の上で大人しく漢字ドリルを解いている
例題があれば迷うことなくスラスラと問題を解いていく少女は、両親に似て頭の回転が早いようだ

【弥生お姉さんできた！】

「ましろは、両親に似て本当に頭の回転が早いねぇ。どうだい、うちの息子の嫁にならないかい？」

【弥生お姉さんまたその話...。私には、真島のお兄さんがいるからダメ！】

「あんな男よりうちの息子の方がイケてるだろう？」

【うーん...この前写真見せてくれたけど真島のお兄さんの方がイケメン！かっこいい】

そんな会話を繰り広げている二人が居る部屋の前に立っているのが嶋野に見張りを頼まれている真島だと気付かずに話し続ける

そこに嶋野がやってきて【なんや、お前めちゃくちゃ愛されとるなァ】と言って豪快に笑うとそれに気付いて【クマのおじちゃんだっ！】と言って襖を開けた少女と目が合った顔の赤い真島

【アハハッ！吾朗ちゃん顔赤ーい】

「ッ...！？二人してしょーもない話しとるからやろッ」

【見て見てー！弥生お姉さん、吾朗ちゃん照れてる！】

「なんだい。アンタ等両想いじゃないか」

【そーなのー！】と言って花が咲いたように笑う少女を見てさらに顔を赤くした真島を見て嶋野が【脈アリやなァ】と呟いた

「そういえば、アンタいつの間に真島のこと吾朗ちゃんなんて呼ぶようになったんだい？」

【この前ね。吾朗ちゃんが酔っ払って帰って来た時に真島のお兄さんじゃなくて吾朗ちゃんって呼べって言われたの。お布団に戻ろうとしたら吾朗ちゃんのベットに連れ込まれた】

「アンタ、この子に何もしてないだろうね？」

「なッ！？変な事言うなや！やましい事は、何もしとらんわ」

「やましい事は、だって？他のことは、したのかい...」

ケラケラ笑いながら少女が一言【ちゅーされたー！】

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