【龍が如く】狂犬と仔犬チャン【真島吾朗】 (ページ25)

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24話.仔犬チャン、里帰りする。ページ25

ー【花屋のおじさん元気かな...】という一言により少女の里帰りが決まった
少女が嶋野に引き取られてから半年が経った日のことである

「ましろさん本当にお一人で大丈夫ですか？」

「せやでぇ。ましろチャン可愛ええから心配や」

【花屋のおじさん監視カメラで見てるから大丈夫】

そう言って里帰りする為の荷物を準備をする
少女は、花屋が約束を守ることを知っているし花屋も少女と約束してから毎日監視カメラで少女の様子を見ている
離れていてもお互いを信頼しているのだ

準備を終えると嶋野と真島と組員達に見送られながら【賽の河原】に向かった
入口となる公園付近に到着すると見覚えのある男が少女の元にやってきた

「ましろさん、お久しぶりです」

【おじさん元気だった？】

「はい。ましろさんは、元気そうですね。ボスがお待ちです。行きましょう」

男の後に続いて公衆トイレに入って行くと久しぶりに来た公園に懐かしさを感じながら進み地下歓楽街を抜けると花屋が居た

【花屋のおじさん！】と言って抱きついてきた少女を受けとめると【元気そうだなァ】と言って頭を優しく撫でる

【花屋のおじさん、ちゃんと見ててくれてありがとう】

「あァ、約束だからなァ。今日は、泊まって行くんだったな」

【うん！花屋のおじさんと一緒に寝る】

「そういうと思ってたから部屋は、ましろがいた頃のままにしてあるぞ」

少女が賽の河原の外で半年間に体験した出来事を身振りを交えて嬉しそうに話しているのを優しい顔で聞いている花屋
こうして少女は、短い里帰りを満喫した
その後、半年に一回里帰りをする事になった...

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