【龍が如く】狂犬と仔犬チャン【真島吾朗】 (ページ12)

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11話.狂犬、仔犬チャンの事が好きだと自覚する。ページ12

ー少女に【厚化粧オババ】と言われてついに若い女が手をあげようとした時【姉チャンええ加減にしーや】と言うと少女を抱き上げて去ろうとしたその時

「ちょっと、吾朗ちゃん！？アタシよりそんなちんちくりんがいいわけ？」

「はァ、めんどくさいやっちゃのー。悪いけど姉チャン。ワシは、子供に手ぇ出すような姉チャンに興味あれへんのや。もう少し大人な対応できるようになったら相手したるでぇー」

その会話を聞いていた少女が【吾朗ちゃんあの女の人のお店行っちゃうの？】と言って顔を顰めていた

「なんや。ましろチャン、ヤキモチやいてるん？」

【だって...吾朗ちゃんは、私と結婚するんだもん】

「ましろチャンは、可愛いからワシよりかっこええ男ぎょーさんおるやろ？」

【やだ！私は、吾朗ちゃんがいいの！】と言われてどきッと心臓が高鳴った真島【まさか...。ワシましろチャンの事が好きなんか？】と思い一緒にお風呂に入った時のことを思い出し自身の気持ちを自覚した

【吾朗ちゃん考え事？】

「あァー...なんでもあれへんで。早よ買い物して帰ろか」

【はーい！お菓子買うのー】

そう言ってはしゃいでいる少女の頭を撫でながら酒屋で頼まれていた酒を買うと事務所への帰路を急ぐ

「親父帰ったでぇー」

「おぉー、真島帰ったかァ」

【クマのおじちゃんただいまー！】

「おっ、ましろお菓子こうてもろうたか？」

【うん！クマのおじちゃんありがとう】

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