トリップしたんです ページ5
エースくんにもう一度聞かれる。
ここは正直にトリップしたっていうべき？・・・信じてくれるかな・・・
依然私は縛られて鉄パイプを突き付けられたまま。
黙っているのもやばい気がする。
よし、言おう！
『実は・・・』
私は2人に正直に自分の身に起きたことを話した。
私がいたところは日本という国だということ、
面接に遅刻しそうになったこと、
靴擦れで立ち止まったら貧血で倒れそうになったこと、
倒れたと思ったらなぜか縛られていたこと―――
エ「信じられねえな」
『ですよね。私も信じられないんだから』
サ「俺は信じるぞ！お前、嘘ついてる顔じゃなかったしな！」
サボくんがにっと笑う。かわいい。
エースくんはまだ私を警戒しているようだ。
どうやら私が倒れていた木っていうのは2人にとって大切な木だったらしく、私を盗賊だと思って捕まえていたらしい。
仕方ないよね、私も自分家にそんな人いたら怖いもん。
てか、2人とも本当に子ども？たくましすぎない？
サ「ごめんな、縛ったりして」
サボくんが縄を解いてくれた。
エースくんは不満気だったけど、サボくんが解くと言ったので良いという事にしたらしい。
仲いいな、この2人。
サ「お前、これからどうすんだ？ニホンってとこに帰れるのか？」
『ううん、なんでここに来たのかも、帰り方も分からなくて・・・』
どうやら私はこの世界で生きながら,元の世界に帰る方法を探さないといけないらしい。
2人によると、恐ろしいことにこの森は凶暴な野生動物がうろついているらしい。
私を見つけてくれたのが2人でよかったと心から思った。
やばい獣だったら私今頃食べられていたかもしれない。
サ「行くとこ無いんだったらエースの家に行ったらどうだ？」
エ「なんでだよっ！」
サ「いいじゃねえか！A一人増えたとこで困らねえだろ？連れてってやれよ」
サボくんの言うように、一人増えても迷惑でないなら、エースくんの家にぜひともお邪魔させてもらいたい。
掃除洗濯、料理もそこそこ出来る。
家事をやる代わりに置かせてもらえないかな・・・
エ「なんで俺がわざわざ敵と暮らさなきゃならねえんだ！！！」
敵！？！？！？
ラッキーカラー
あずきいろ
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青砥(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» ありがとうございます(´；ω；｀)頑張ります…！！ (2021年4月23日 23時) (
レス) id: eb0416e90c (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - また最初から読んじゃった！更新楽しみにしてますね(*^^*) (2021年4月22日 15時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
青砥(プロフ) - MAERさん» MAERさんありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月7日 0時) (レス) id: eb0416e90c (このIDを非表示/違反報告)
MAER - 面白いです!更新頑張って下さい､､!応援してます〜 (2020年9月5日 22時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青砥 | 作成日時：2020年8月9日 18時
